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PV数とは?セッション数・UU数との違いやアクセスを増やす方法を紹介
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PV数(ページビュー数)とは、ユーザーがWebサイトのページにアクセスした回数のことです。

PV数が多ければ多いほど、ユーザーの閲覧数が多いサイトと言えます。

ただし、PV数のほかにも「セッション数」「UU数」など、混同しやすい指標も多く存在します。

それぞれの指標の定義と違いを正しく理解していないと、認識の齟齬が生まれてしまう可能性があります。

「PV数って何気なく使っている言葉だけど、正しく理解できているかわからない」

「セッション数やUU数などとの違いはなに?」

このような悩みをお持ちの方に向けて、PV数とは何か解説します。

PV数を増やす方法についても解説しているので、本記事を読んでサイト運営に役立ててください。

 

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PV数とは?

PV数とはWebページの閲覧数のことを指します。

期間中10人が10ページずつ閲覧した場合のPV数は100です。1人が100ページを閲覧してもPV数は100になります。

PV数が多いページほど、何度もユーザーに閲覧された人気のページであることがわかります。

PV数はWebサイトとユーザーとの接触機会の多さを示すため、オウンドメディアを運営する際にはモニタリングが欠かせない指標です。

PV数と間違えやすい指標

サイトの流入数を測るための指標には、PV数と間違えやすい指標が存在します。

誤った認識で使ってしまうと、Webサイトのアクセス状況を正しく理解することができません。

PV数と間違えやすい指標の一例は下記の通りです。

  • セッション数
  • ページ/セッション
  • ユニークユーザー(UU)数
  • アクセス数
  • AU(アクティブユーザー)数
  • リーチ数
  • インプレッション数

カウント方法が異なるため、それぞれの指標の定義を正しく理解しましょう。

参考:アクセス解析とは?基本から分析方法まで徹底解説!

セッション数

セッションとは、ユーザーがWebサイトに訪問してから離脱するまでの一連の流れのことを指します。

Webサイトにアクセスしてから離れるまでをセッション数「1」とカウントします。

セッションが途切れない限り、途中何ページ閲覧しても、セッション数は1とカウントされます。

ただし以下の場合、セッション途中でもセッション数が2以上にカウントされるケースもあります。

  • 一定時間(30分程度)の操作がなくセッション切れが発生する
  • キャンペーンソースが変わる
  • セッション中に0時を過ぎる

必ずしもセッションが切れるのは離脱した時だけではない点に注意してください。

セッション数とは?計測のルールや確認方法について解説

ページ/セッション

ページ/セッションとは、PV数をセッション数で割った数字のことです。

1セッションあたり、ユーザーが平均してどれだけのページを閲覧しているのかを意味する指標です。ページ/セッション数が多いほど、1回のセッションで多くのページを閲覧していることがわかります。

反対にページ/セッション数が1に近いほど、サイト内を回遊せずに離脱されている可能性が高いです。ページ/セッション数が低い場合は、内部リンクの設置やグローバルナビゲーションの設置で、ページ/セッション数を改善することができます。

ユニークユーザー(UU)数

ユニークユーザー(UU)数とは、一定期間内において、Webサイトを訪問した人数のことを指します。

同一期間内に同じ人が同一デバイスで何度Webサイトを訪問しても、ユニークユーザー数は1とカウントされます。

ただし同じ人物であってもWebサイトにアクセスしたデバイスが異なると、UU数は2とカウントされます。

下記の図を例にすると、Aさん・Bさん・Cさんという3人のユーザーがサイトを訪問しているので、UU数は3になります。
(合計セッション数は8、PV数は13、ページ/セッションは1.6)

ユニークユーザー(UU)数

ちなみにUU数の測定時は、別期間のUU数を合算しないように注意してください。例えば1週目が1,000UU、2週目が1,500UUだった場合、2週間のUU数は2,500UUとはなりません。中には1週目、2週目に1回ずつWebサイトに訪問したユーザーも存在するからです。

2週間のUUを調べたい場合は、Google Analytics(アナリティクス)の期間指定を2週間に指定して計測するようにしてください。

UU数とは?アクセス増加に重要?セッション数・PV数との違いや計測方法を解説

アクセス数

アクセス数とは、広く流入数を指す指標の総評として用いられる用語です。このため正確な定義はなく、Google Analyticsでも”アクセス数”を調べられる項目はありません。

PV数よりもセッション数や訪問者数の意味合いに近いですが、ユニークユーザー(UU)数を表す場合もあります。

このため業務の中で”アクセス数”という単語を使用する場合は、メンバー間で定義を合わせる必要があります。

アクセス数の定義について認識に違いがあると誤解を生む原因となるため、PV数なのか、セッション数なのか、UU数なのか、事前に明確にしましょう。

AU(アクティブユーザー)数

AU(アクティブユーザー)数とは、UU数と同じ意味の指標です。Google Analyticsでも、同じ概念として使用されています。

ただし、スマートフォンアプリの場合は「実際に利用しているユーザー」を意味します。

リーチ数

リーチ数とは、「到達率」を指す指標です。

インターネット広告やSNS投稿を見たユーザー数を指す指標のため、Web広告やSNSマーケティングなどでよく使われる言葉です。

インプレッション数

インプレッション数とは、インターネット上で広告や投稿が表示された回数のことを指します。imp数と略して記載されることもあります。

TwitterやFacebookなどのSNSでは、投稿がユーザーの画面に表示された回数という意味になります。訪問したサイトに広告が3つ表示されていれば、PV数は1、広告のインプレッション数は3となります。

リーチ数が「広告や投稿を見たユーザー数」なのに対し、インプレッション数は「広告や投稿が表示された回数」であることに注意してください。

PV数の目標値の決め方

実際にサイトを運営する中で、PV数の目標はどう決めたらいいのかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

PV数の目標設定は、「どのくらいのユーザーがWebサイトに訪問すればCVにつながるか」を目安にするのが定石です。

例えばコンバージョン率が0.1%だったとして目標CV数を10CVとしている場合、目標達成するためには10,000PVが必要です。

目標CV数・売上から計算するとPV数の目標設定ができます。

具体的な目標数値の設定方法としては下記のような方法があります。

  • 会社や部署で持っている売上目標から逆算して設定する
  • 過去の実績や競合他社の事例などを参考に数字目標を設定する

いずれも全体戦略と照らし合わせながら、現実的に実現可能なラインを見極めることが重要です。

とくにECサイトなどは商品によってコンバージョン率や単価が異なるため、計算方法に注意が必要です。

数値のシミュレーション材料を集めるためにも、PV数などのアクセス数の他、クリック率・コンバージョン率・サイト経由のCV数などを調べることが必要となります。

▼効果測定について詳しく知りたい方はこちら

SEOの効果測定の重要指標と手順、 ポイントを解説

日本のPV数ランキング

では、日本で最もPVを多く獲得しているメディアはどこなのでしょうか。

Alexaでは国別・カテゴリ別のトップメディアランキングを公開しており、以下が日本のPVランキングです。

  1. Google.COM
  2. YouTube.com
  3. Yahoo.co.jp
  4. Amazon.co.jp
  5. Google.co.jp
  6. 楽天.co.jp
  7. Wikipedia.org
  8. Facebook.com
  9. Yahoo.com
  10. Zoom.us

引用元:Alexa-日本のトップサイト

※2022年1月23日時点

いずれも知名度が高く、利用者数の多いサイトばかりです。

Google Analytics(アナリティクス)でのPV数の確認方法

PV数はWebサイト全体だけでなく、指定の記事ごとのPV数も確認することができます。

指定期間の全体のPV数を見たい場合の見方は下記の通りです。

  1. 「ユーザー」をクリック
  2. 「概要」をクリック
  3. 画面に表示される「ページビュー数」をクリックする

※右上の日付から任意の期間に変更可能

Google Analytics(アナリティクス)でのPV数の確認方法

記事ごとのPV数を見たい場合は下記の手順で確認できます。

  1. 「行動」をクリックする
  2. 「サイトコンテンツ」をクリックする
  3. 「すべてのページ」をクリックする

記事ごとのPV数の確認方法

Google Analyticsでは期間中のPV数の合計だけ出なく、PV数の推移もグラフで確認できます。

Googleのアップデートやサイト内のエラーなど、何らかの要因でPV数が下落(または増加)した場合にも変化に気が付きやすいです。

Google Analytics(アナリティクス)の初期設定から使い方まで解説

PV数を増やす方法

PV数はWebサイトの大きさを示す重要な指標の一つですが、PV数を増やしたい場合、下記の方法があります。

  • SEO対策を行い、検索順位を上げる
  • 広告で宣伝する
  • SNSを活用する
  • サイトの回遊改善を行う

上記を地道に行い続けることでPV数を徐々に増やすことができます。

それぞれについて詳しく解説します。

SEO対策を行い、検索順位を上げる

SEO

SEO対策を行い、検索順位を上げることでPV数を伸ばすことができます。

seoClarityの調査では、検索結果で1位表示されたページの日本のクリック率は13.94%ですが、10位表示の場合は1.32%まで下がります。

参考:2021年のCTR調査研究

とくに1〜3位では順位がひとつ変わるだけでPV数も大きく変化します。

SEOで上位表示されるためには様々な要素がありますが、Googleの検索エンジンに評価される高品質なコンテンツを作成することが前提となります。

SEO対策によってPV数を増やしたい場合は、記事の品質にこだわり、読者のためになる記事を作成しましょう。

▼SEOについて詳しく知りたい方はこちら

【2022年最新】SEOとは?基礎知識から上位表示のための対策方法まで解説

コンテンツSEOとは?上位表示に有効な手法や成功事例を解説

広告で宣伝する

サイトの広告を出稿し、宣伝することでPV数を増やすことができます。

広告には主に下記のような種類があります。

広告を掲載する場所や回数などある程度指定できるため、広告を表示させる読者層を限定することができます。

ただし広告出稿には出稿費用がかかるため、広告による売上につながらないと、費用だけがかかり続けてしまいます。

また広告文やバナーなどのクリエイティブ画像でユーザーの興味を引けないと十分な効果が見込めないため、テストを繰り返すなどして効果的に運用する必要があります。

SNSを活用する

TwitterやFacebookなどのSNSで告知し多くのユーザーに記事が拡散されると、SNS経由の流入数が増え、結果的にPV数を増やすことができます。

記事のジャンルや想定読者によって、相性のよいSNSは変わるので、自社サイトにあった拡散方法を試してください。

サイトの回遊改善を行う

サイトに訪れたユーザーがサイト内を回遊しやすい構造にすることで、PV増加につなげることができます。

回遊率の改善は下記のような施策が効果的です。

  • テーマに関連する記事数を増やす
  • コンテンツ途中に記事の内容にする内部リンクを挿入する
  • ユーザーに見てほしいコンテンツをグローバルメニューに設置する

回遊率を改善することで、ページ/セッション数の改善が期待できます。

まとめ

本記事ではPV数の意味や他の指標との違い、PV数を増やす方法について解説しました。

PV数とは期間中に閲覧されたページ数のことを指します。

期間中にサイトに訪れたユーザー数を示す「UU数」や、流入から離脱までの一連の動きをカウント1と示す「セッション数」などと、混同しやすいので注意してください。

PV数UPに効果的な方法はSEO順位の改善やSNS拡散、回遊率の改善などです。

いずれもすぐには改善できず、質の高い記事の投稿やユーザビリティを検討したサイト設計など、地道な取り組みが必要です。

本記事を参考にPV数増加に役立ててください。

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