
長年コンテンツマーケティングに注力し、累計3,000社以上との取引実績を生み出しているオウンドメディアがあります。それがアイムアンドカンパニー株式会社様の『パンフレット専科』『ホームページ制作専科』です。
同社は創業以来、インサイドセールスを中心に売上を伸ばしてきましたが、ここ数年のSEOを取り巻く環境の変化に伴い、大胆な方針転換の必要性を感じていました。ウィルゲート社のSEOおよびAIOコンサルティングを導入後は検索順位が再上昇し、AI経由の問い合わせも毎月発生するようになるなど、成果を実感されています。
導入の背景や施策内容について、サイトの運営を担当している村田社長にお聞きしました。
\ SEOコンサルティングのサービス資料はこちら /

アイムアンドカンパニー株式会社 最高経営責任者CEO 兼 代表取締役社長 村田 明英氏(以下、村田)
株式会社ウィルゲート 幾竹 洸貴(以下、幾竹)
聞き手:ライター 外山ゆひら
コンテンツマーケティングにいち早く着手し、マンパワーで独立系として成長
まずはサービスの詳細について、村田社長に詳しく伺いました。
──貴社のサービスの詳細や強みについて教えてください。
村田:当社は企業広報やマーケティングに関わる制作物を、Webと紙媒体の両方で提供している企業です。1999年の創業以来、大手企業から中小企業、官公庁、教育機関まで3,000社以上の幅広い取引実績を有します。最大の特徴は、独立系を保ち続けていること。制作プロダクションは広告代理店との連携で成り立っているところが非常に多いですが、当社はクライアントとの直取引にこだわってきました。
独立系であることのメリットは二つあります。一つは、クリエイティブに本気で向き合っている優秀なクリエイターを採用できること。採用広報でも「代理店等の干渉なく、自分たちが本当に良いと思うソリューションやデザインを考えて提供できる」ということを全面に打ち出しており、そこにやりがいや醍醐味を感じてくれるクリエイター陣が集まってくれています。もう一つは、クライアントの課題に対し、企画段階から制作、納品まで一気通貫で対応できること。一貫したコンセプトで向き合える分、顧客の満足度も高くなりやすいです。
紙とWebの両方に強いプロダクションであることも、自社の強みと心得ています。商業カタログや会社案内などの紙媒体の制作から派生してホームページ制作を手掛け始めた経緯があるので、印刷媒体で培ってきたデザイン性の高さやクリエイティビティにおいて、ITを源流としたWeb制作会社とは一定の差別化を図れていると思います。
社内にエンジニアはおらず、開発部分はすべて外部パートナーにお願いしています。企画や設計などの上流工程は社内のプロデューサーがしっかりと固めて、落とし込んでもらうという関係性です。製造業でいうところの「ファブレス企業」のスタイルですね。
──なるほど。営業活動はどのように行ってきたのでしょうか。
村田:オウンドメディア経由でリードを獲得し、問い合わせをいただいた企業にアカウントプランナーが提案活動を行って受注につなげてきました。『パンフレット専科』は2001年から、『ホームページ制作専科』は2006年から運営を続けており、私自身が文章を書くのが好きなことを活かし、エッセイ風のコラム記事を我流で量産してきた形です。業界内でもかなり早い時期に「検索エンジンから自社で顧客を集客する」というコンテンツマーケティングのビジネスモデルを確立できたことに加え、優秀な社員たちのマンパワーという両輪で、数年前まではうまく回っていた形です。
──2025年8月にウィルゲート社にご相談をいただいたきっかけは。
村田:きっかけは、主力である『パンフレット専科』でサーバー障害を経験したことです。サイバーアタックの被害に遭い、Googleにも影響が及んでいたようですが、私はテクニカルな知識がなく、一週間気づかずに放置していたのです。みるみる流入数が落ちてきて、「これはまずい」と焦ってサーバー会社に問い合わせたものの、個別の対応をしていただけなかったので、とにかく専門家に聞こうと思い、SEOの会社を片っ端から調べて連絡を取りました。
そのうちの一社が、ウィルゲート社です。「検索順位を一日でも早く再浮上させなければ」という当社の喫緊の課題にフォーカスして話をしてくださり、課題解決の方法から再び上昇気流に乗せるまでのシナリオをしっかり見せてくれました。他の会社はサービス紹介が中心のスタイルだったので、提案姿勢が根本的に違うと感じましたね。
最新のテクニカルSEOやAI対策に関する話を伺い、「今までのやり方では検索順位が落ちていくだけだ」という危機意識が高まったことも、導入を決めた理由の一つです。営業担当からコンサルタントの幾竹さんに引き継ぐ流れもスムーズで、安心して任せられる会社だと判断しました。
我流で築き上げていた“レガシーSEO”を上書きしながら、順次SEO/AI検索対策を進めた
──どのような施策からスタートしたのでしょうか。
村田:まずは検索順位の再浮上を目指し、ページ読み込み速度の改善、クライアントとの相互リンクやorganization・Website構造化データの設置、トピッククラスター施策などを順次進めていきました。コラム作成は引き続き私が担当していますが、最近はAIで下書きする方法をレクチャーしてもらっています。
9〜11月頃はエリアページの作成と改修を一気に進めた上で、さらなる効果を見込んで、全国各地のバーチャルオフィスとの契約も実施しました。年末には、クローラビリティ最適化のために監修者情報ページの設置なども行いましたね。これまで積極的にメディアにも出てこなかったので、検索の際、AIに社名やサービス名を他社と混同されることも多くありました。幾竹さんに「どんな人物が執筆しているかをしっかり認識させるための監修者情報のページを作ってみては」と提案をいただき、実装した形です。

──SEO対策とAIO対策を同時に進めたのですね。
村田:いえ、厳密に言うと、最初からAIO対策の必要性を実感できていたわけではありません。当初は目の前の検索順位を回復させることしか眼中になく、AIの必要性に関して本当に腹落ちするまでには2〜3ヶ月を要しました。
本気でAIO対策に取り組む決心ができたのは、年末頃だったと記憶しています。その頃になると、SEOの施策でだいぶ検索順位が戻ってきて、次を考えられる状況になっていたことも理由ですが、それまでのミーティングで、AI経由のコンバージョンは質が高いことなどを幾竹さんが何度も丁寧に説明してくださったおかげで、少しずつ意識を変えることができました。
──最新のSEO/AIOの考え方を受け入れるのに時間を要したのは、なぜだと思われますか。
村田:それまで我流で築き上げてきた、過去のSEOの知見にとらわれていたのだと思います。自作の記事には結構自信を持っていて、Googleも以前なら味のある文章表現を評価してくれていたのに、今はトピッククラスターの施策をしていなければ評価につながらない。「今まではこのやり方で良かったのに!」と思う瞬間が多く、価値観を上書きすることに時間を要しました。
自助努力や自立自尊の精神を大事にする昭和の人間としての意地もあり(笑)、被リンクの施策にも「人の世話になりたくない!」と抵抗感を持っていました。また、最初の頃は「低品質コンテンツ」という言葉の印象だけで、「記事のクオリティを否定されている」と反発していました(笑)。しかし、幾竹さんが「記事内容そのものではなく、Googleが求める評価軸を満たしているかどうかの問題だ」と根気強く説いてくださったんです。
一次情報と第三者情報の価値についても、幾竹さんに教えていただいたことです。監修者情報ページの提案をいただいたときも半信半疑だったのですが、受賞歴や制作実績を載せた途端にAIが引用してくれるようになりました。「累計取引実績:3,000件以上」「掲載実績1,700点以上」「第47回日本BtoB広告賞で2部門受賞」といった情報がバーンと出るようになり、なるほどAIは数字が好きなのだなということも発見できましたね。

全国に顧客が拡大し、SEO/AIO経由ともに確度の高い問い合わせが毎月発生する状況に
──成果が出たときのエピソードを教えてください。
村田:サイトごとに説明します。まず『パンフレット専科』については、推計トラフィックが約2.5倍に増加しました。競合と比較しても、かなり伸ばせている状況です。競合に押し下げられがちだった「パンフレット制作」というキーワードも、安定して3位をキープできるように。「パンフレットデザイン」というキーワードは、商品の性質上、デザインが見たいというニーズが高いジャンルなのですが、3~6位あたりに落ちていたところから検索トップを獲れるようになりました。
エリアページの対策を行ったことから、一都三県や大阪、名古屋、札幌、静岡、広島、福岡などの注力エリアにおいて「都道府県名+パンフレット制作」「都道府県名+カタログ制作」といった検索ワードで、軒並み1~3位を獲得できる状況になりました。
当社は東京に本社がありますが、以前から関東圏以外にもお客様はいました。ただ、今回の施策を経て、静岡や千葉、北海道や沖縄など、今までにないエリアからもお問い合わせをいただけるようになり、成果を実感しています。社員の大半は東京在住なので、オンラインと出張の両方を使い分けながら対応していますが、「出張費がコストに乗っても、地場の企業ではなく、ぜひ御社に依頼したい」と仰ってくださるお客様との接点が生まれていることを非常にありがたく感じています。
2026年3月以降は安定して月に1~2件のAI経由の問い合わせが発生するようになり、これまでに6件の商談につなげられています。成約につながったものもあり、確度の高いリードが取れている手応えを得ています。

──『ホームページ制作専科』の成果についてはいかがでしょうか。
村田:『ホームページ制作専科』については、サービスページを作るところから対策を行い、全体のセッション数は1.5倍に、オーガニックセッション数は3.5倍に増加しました。また、「コーポレートサイト制作」や「製造業 ホームページ制作」というキーワードでは共にランク外から1位に躍り出て、その後も1ヶ月ほど順位をキープするなどなど、検索順位が大きく改善しました。トピッククラスター施策が功を奏した手応えがありますね。


──成果につながって本当によかったです。他に得られた成果はありますか?
村田:社内クリエイター陣のAIOの知見が上がったことです。幾竹さんに相談し、毎月のミーティングの後半30分を使う形で、これまで5回の勉強会を開催いただきました。「制作会社としてのAI対策への向き合い方」「制作会社が備えておくべき、AIが好むサイトのあり方」など、講義のテーマも事前に提案いただいています。自由参加で、数名のコピーライターが参加してくれたのですが、勉強会後、文章の構造がかなり変化しました。
社員がSEOやAIの視点を持って、マーケティング業務が遂行できるようになることは、デジタル化が遅れている業界において、今後の差別化にもつながると考えています。「さらにAIを使いこなして欲しい」というメッセージを込めて、現在は生成AIツールの契約費用の補助を出しています。最近はデザイナーにもAIを使えるメンバーが出てきました。
私自身も「Claude(クロード)を使ってみませんか」という提案を頂戴し、毎日ゴリゴリAIを使う毎日になりました。以前はChatGPTを使っていて、最初はイマイチClaudeの良さがわからなかったのですが、幾竹さんの「育てていけば成長します」というレコメンドを信じて使い続けたところ、今ではめちゃくちゃ成長し、仕事の強力な相棒になっています。この一件からも、ウィルゲート社が持つAI領域への知見の深さを実感させられました。
──現在まで、当社の担当者・幾竹はどのような点で貢献できたでしょうか。
村田:あらゆる点でサポートいただいています。少しでも気になることがあれば一日に何度も質問を投げて、そのやり取りの中で少しずつ理解を深めることができました。当初は初めて耳にする言葉も多かったので、チンプンカンプンでしたが、最近は同じ土俵に立って話せるようになった気がします。
幾竹:早々に成果が出たのは、社長の決断力とスピーディーな対応力によるところが大きいと思います。半信半疑だったと仰る時期においても「まずは、やってみましょうか!」という思いきりの良い判断をしていただいたおかげで、多くのことを短期間に試すことができました。疑問点があるときには、すぐに質問して解消して実装する、という素早い動きを続けてくださっています。
最近は、新しくお伝えした情報から派生して、社長の側から「こういうこともやってみたいのですが、どうですか?」といった提案をいただけることも増えています。普段からClaudeなどの生成AIを多用され、PDCAサイクルが早まっていることが背景にあるのかなと思っています。
村田:脳にこびりついていた“レガシーSEO”の垢を取ることができたのは、ひとえに幾竹さんのおかげです。「FAQ」「選ばれる理由」といった要素は、今は迷うことなく入れていますし、「トピッククラスター命!」になりました(笑)。
私が味のある表現にこだわっていた際も、お茶を濁すことなく「上位にあるページを見てください、どのページもGoogleのガイドラインをきっちり押さえているでしょう?」と指摘してくださり、「そこを押さえた上で、独自の個性やセンスを発揮していけば良いのです」と根気強く働きかけてくれました。私自身のこだわりが、独りよがりだったことに気付かされ、はっと冷や水をかけられたような感覚になったことを覚えています。
幾竹:社長が本気で取り組んでいる様子に心を動かされ、私もついつい熱く語ってしまいました(笑)。お役に立てているようなら本望です。ぜひ今後も気軽にご相談いただければ嬉しいです。

AIの知見を顧客にも共有しながら、案件数を拡大させていきたい
──ウィルゲート社のAIOコンサルティングを推薦いただくとしたら、どのような企業や担当者様になるでしょうか?
村田:私のように“レガシーSEO”を信じてやってきたような方には、ウィルゲート社に相談すると視点を変える良い機会になるはずです。また、「AIによって何が変わるのか、自社はどう対応しなければならないのか」について、不安に思っている企業にとっても、良い相談相手になると思いますね。
当社もお客様との商談の際、最近は必ずAIについて質問をいただきます。今回体得した「AIが最大限、自社のことを語ってくれる状況の作り方」については、今後クライアントに対しても成功体験として共有していきたいです。
当社のようにオウンドメディアで集客を行っている企業でなくとも、採用ブランディングなどにおいて「AIO対策をどうするか」はきわめて重要になると思います。たとえば、自社と似たような名前の企業の口コミに悪評があり、AIが間違って引用していたら大きな損失になりますよね。大企業であれば、AIも間違って認識することは少ないですが、中小企業の場合は起こり得ることなので、自社のことをAIに正しく認識してもらい、最大限の情報を引用してもらえるような状況を作ることの意義を伝えていきたいです。
──これからの貴社の目標を教えてください。
村田:会社案内などの商業印刷の領域は、印刷業界の優等生と言われており、新聞や出版などと比較して、まだまだマーケットの規模を維持しています。今後も当社の主力事業として『パンフレット専科』のメディアを育てていくつもりです。「制作人員を補充しなければ!」とうれしい悲鳴が出るくらいの状況を作っていきたいですね。
今年中に、ページの断捨離にも取り組むつもりです。これまでは「パンフレット印刷の総合デパート」という触れ込みで、Googleにも網羅的に何でもできる会社という点を評価してもらっていたと思いますが、2023年頃からはカテゴリが広すぎると順位が上がりづらい状況が生まれていると感じます。幾竹さんにも以前からこの点を指摘いただいているので、今後は「会社案内・カタログ・パンフレット」の3カテゴリくらいに絞り込み、他の要素は第2階層以下に配置したほうが成果を生めるのではと思っており、これから順次試していきたいです。
『ホームページ制作専科』については、ようやくスタートラインに立てた感覚です。こちらは最初の規模が小さかった分、やればやるほど数字が出ているので、まだ手をつけていないタスクが13個あるので、年末までにはコンプリートできればと考えています。
現在、私のリソースの8割をSEOやAIOの施策に割いている状況ですが、リード獲得は営業戦略に直結するので、経営レベルの話として考えています。今後も最大限、力を注いでいくつもりです。
──アイムアンドカンパニー様および『パンフレット専科』『ホームページ制作専科』のさらなる発展を祈念しております。ありがとうございました!
まとめ
今回は、アイムアンドカンパニー株式会社様にご協力いただき、SEOおよびAIOコンサルティングの導入事例を紹介させていただきました。
ウィルゲートのSEOコンサルティング・AIOコンサルティングにご興味をお持ちの方は、ぜひお問い合わせください!
資料ダウンロード
SEO無料相談



















