支援事例
イベント機材のレンタル事業者が「TACT SEO」活用+SEO内製化支援プランを導入後、軒並み検索トップになり、問い合わせも10倍以上に増やせた事例。スピーディーに成果につなげる秘訣とは?
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各種イベントに欠かせない大型・小型のLEDビジョンや照明・音響機材のレンタル・メンテナンスの分野で、価格的な強みを活かして事業を拡大させている大阪発の企業があります。
それがグローバルステージ様です。

同社は事業の拡大のために独学でSEO対策への取り組みを始め、「一度本格的に勉強してノウハウを身に付けたい」と考えたことから、ウィルゲート社に相談をくださいました。「TACT SEO」活用+SEO内製化支援プラン導入後は、関連するワードで軒並み検索順位のトップを取れるように。セッション数も増加し、サイト経由の問い合わせ件数も支援前の10倍以上に増えているといいます。

導入の背景や施策内容について、サイトの運営を担当する田中氏にお聞きしました。

有限会社グローバルステージ 取締役 田中寛大氏(以下、田中)
株式会社ウィルゲート 丸山琢己(以下、丸山)
聞き手:ライター 外山ゆひら

「自社でSEOがうまくいっている会社」にお願いして知見を得たかった

まずはサービスの詳細について、詳しくお聞きしました。

──御社のサービスの詳細や強みについて教えてください。

田中:弊社の主軸は、訪問介護ステーションなどの福祉事業です。父(代表取締役)が経営しており、私も看護師の資格を持って事業所で働いていました。10年ほど前から音響機材の貸し出しを始め、お客様の声を受けて照明機材やイベント用テントなども複合的に扱うように。段階的に事業の幅を広げてくるなかで、LEDビジョンのレンタルをスタートしたのは約5年前です。高い需要を受けて現在はこれが主力商品となっており、音響や照明の機材は付属品としてLEDとセットでのみ貸し出す形にしています。

弊社の強みはなんといっても、圧倒的に低価格であること。イベント主催者からの直依頼であれば、相場の1/3以下の価格に抑えられます。初期投資がそれなりにかかり、参入障壁が高いこともあってか、LEDビジョンのレンタル事業者は大手が中心です。弊社は本業が順調なので、こちらの事業では低価格を打ち出すことができ、「同じレベルの設備を提供できるのに、価格勝負ではまず負けない」という状況を作ることでシェアを広げています。

──立ち上げ時の集客はどのように行っていったのでしょうか。

田中:当時はWEBサイトの作り方もわからない状況だったので、Wordpressの本を買ってきて独学で作りました。当時は、対面で会った方に「名刺代わりにアクセスしてください」という程度の目的だったので、作れただけで満足という感じで、Web経由で集客しようとは特に考えていませんでした。

しかし需要をいただくなかで手応えを感じるようになり、この事業をもっと大きくさせたいと思うように。メインクライアントであるイベント企画会社やイベント主催者へのアピールのためにも、リスティング広告やSEO対策をやったほうがいいだろうと考え、独学で少しずつ取り組み始めました。

──2023年10月にウィルゲート社の「TACT SEO」活用+SEO内製化支援プランを導入いただいたきっかけは。

田中:ちゃんと勉強したいと思い始めたのが、きっかけです。正直なところ、コンサルティングを入れるのには抵抗感がありました。当たり前にある空気や水にお金を払うような感覚で(笑)、私の価値観として、形のない知識にコストをかける意義が見出せずにいたのです。

「SEO対策のコンサルティングをやりませんか」という営業電話もよくいただいていたのですが、「あなた電話で営業しているじゃない、自社でWeb集客できないなら矛盾しているよね?」と(笑)。

教えてもらうなら、自社でSEOがうまくいっている会社にお願いしたいと考え、検索して調べた際に見つけたのがウィルゲート社です。自ら問い合わせをして話を聞いてみたところ、「半年後には自分の中にSEOのノウハウを蓄積させることができる」というイメージが湧きました。私自身が成長できそうだなと思ったのが、導入の最大の決め手です。半年後の内製化を目指し、TACT SEOとSEO内製化支援プランをお願いすることにしました。

「AI本文執筆」機能を活用し、1人体制で初月から新規記事を量産

──どのような施策からスタートしたのでしょうか。

丸山:私からお答えしますね。グローバルステージ様の支援では、まず「どのようにコンテンツマーケティングを行っていくか」やTACT SEOの使い方について全体的に指南をさせていただき、記事作成からスタートしています。競合サイトが対策しているキーワードを抽出し、記事作成の対象キーワードを一緒に選定させていただいた上で、新規記事の作成方法をレクチャーさせていただきました。

田中:支援前の既存記事のストックは5本程度しかなく、「SEO対策では記事をたくさん作らなければならない」ということすら知らなかったので、まずは新規記事をひたすら作る作業に取り掛かりました。

──記事作成・修正はどのように進められたのですか?

田中:最初に新規記事の作成に取りかかった際には、タグや見出しの書き方もよくわかっていない状態だったので、「1人でイチから書いていくのは相当大変だぞ」と感じました。そこで、TACTのChatGPTと連携している「AI本文執筆」機能を使ってみたところ、圧倒的にスピードも品質も上げられるとわかり、この機能を使って記事の草案を作成した上で、仕上げに自分が簡単に添削してアップしていきました。

丸山:あっという間に「終わりました!」という報告が来て、田中さんの作業のスピード感には、私も本当に驚かされました。田中さん自身が決裁権を持っていることもあるかと思いますが、初月から8本くらい公開されていましたよね。お1人で作業するとのことで、まずは月5本程度を想定していたのですが、こちらの提案に対する吸収や反応が非常に早く、想定を上回るスピードで施策を進められました。

田中:丸山さんに「WEBサイトは育てていくもの」と教わったので、最初から100%完璧に記事を仕上げてから公開する必要はない、という判断をしました。「書いたらすぐに公開して、後から校正や修正を加えていく」というやり方で、とにかく素早いアップに努めていましたね。

──TACT SEOの使い方はどのように習得されていきましたか?

田中:TACT SEO以外のSEOツールは一切使ったことがなかったので、丸山さんにわからないところを逐一教えていただきながら、使いながらマスターしていきました。キーワード抽出なども初めての経験でしたが、どの機能も使いやすかったです。

Googleアナリティクスなどもとりあえず入れてはいたのですが、見方がわからず使っていない状態でした。丸山さんに教わりながら、設定を見直し、正しく成果を追えるようにアドバイスいただきながら使いこなせるようになっていきました。

施策開始の翌月から成果が出始め、年明けから一気に依頼が増加

──成果が出たときのエピソードを教えてください。

田中: 10月に記事のアップをスタートし、翌月にはすぐに順位が上がり始めました。セッション数も施策開始から2ヶ月後には約3倍、3ヶ月後には約4倍に増加。Web経由の問い合わせ数も、支援前は月2〜3件程度でしたが、2月は30件近くいただいています。

自分でも想定していなかったくらいの問い合わせやご依頼をいただいていますね。Web周りのことがまったくわからない代表(父)も、「なんだか急に問い合わせがめっちゃ来るようになったなぁ」と驚いています(笑)。

現在では検索でも軒並みトップを取れており、たとえば「LEDビジョン レンタル」が16位から1位、「大型ビジョン レンタル」が9位から1位、「LEDディスプレイ レンタル」が28位から1位、といった具合です。

──早々に成果が出て本当によかったです。他に得られた成果はありますか?

田中: 広告費を支援前の半分くらいにコストダウンできました。広告からの流入もある状況なのでSEO1本に絞ることは考えていないですが、SEOは圧倒的にコストパフォーマンスに優れているので、改めて広告は単価が高いなと感じていますね(笑)。

営業手法も変わりました。今までは対面でもちょこちょこと営業をしていたのですが、Web経由で予約がどんどん埋まっていくので、対面営業の必要性がなくなっています。

また、今後もコンテンツマーケティングは自身でやっていきたいので、SEOの考え方やノウハウを体得できたこと自体が、非常に大きな成果だと感じています。最近は被リンク対策にも取り掛かっており、一部の作業は本業の従業員の方にもお願いしています。

──当社の担当者・丸山はどのような点で貢献できたでしょうか。

田中: レスポンス速く対応いただけたことが嬉しかったです。質問を投げたときに迅速に対応してくださったので、作業を中断することなく記事作成を進めていくことができました。独学で記事を作っていたら、成果が出るまでに相当に時間がかかっていたと思います。数か月で累積50本以上の記事がアップでき、WEBサイトのコンテンツが充実してきたことにも満足していますし、サポートには総じて満足しています。

丸山: 記事作成はもちろん、サイトの改善点なども提案させていただいたのですが、そちらにも早々に着手いただけたことも、成果が出るスピードにつながったと思います。

依頼増加に伴い、東京進出を開始。SEOのノウハウを活かして新事業にもチャレンジしたい

──ウィルゲート社のコンサルティング支援を推薦いただくとしたら、どのような企業や担当者様になるでしょうか?

田中:個人的には、弊社のように単価が高い商材を扱っている企業のほうが導入しやすいのではないかと思います。弊社は1件1件の額が割と大きいので、「コンサルティングをお願いしてもペイできる」という見込みの下でお願いすることができました。単価が低い商材でも、中長期的に先行投資だと考えられるならば問題ないと思います。半年から1年くらいかけてWEBサイトを育てていけば、形として残るものがあり、それを使って成果を生み出していけると思います。

またSEO担当者としては、現状でWEBサイトを触っている人がやるのが一番、適任ではないでしょうか。教えてもらったことをどれだけスピーディーに反映できるかどうかで、成果が出るスピードも変わってくると思います。

加えて「PCを触るのが嫌いな人間でも TACT SEOは使いこなせるよ」ということも伝えておきたいですね。私はもともとWordやExcelを触るのも苦手な人間です(笑)。

──心強いお言葉、ありがとうございます(笑)。最後に、これからのビジョンがあれば教えてください。

田中:直近のニュースとしては、東京拠点を立ち上げました。新しい問い合わせの9割が東京からの依頼で、東京でのイベント需要は圧倒的に高いです。レンタル機材を一式置いてきたので、当面は私が東京と大阪を行き来しながら対応するつもりです。今後は東京でもシェアを拡大していきたいですね。

最近は中小の競合会社も出てきて、記事をたくさん出しているようなので、SEOは今後も競合に負けずにやっていきたいなと思っています。今後はLEDビジョンの販売事業なども検討しており、この内容でも記事を作ろうかと考えています。

アイデアレベルですが、訪問介護のビジネスでのフランチャイズ展開なども考えており、今回学んだSEOのノウハウを、いろいろな新しい事業に活かしていきたいです。

──グローバルステージ様のさらなる発展を祈念しております。ありがとうございました!

プロモニスタ編集部
プロモニスタ編集部
プロモニスタでは、コンテンツマーケティングとコンテンツSEO、SEO対策を中心にwebマーケティング関連の最新情報やノウハウ、当社の事例を発信しています。
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