
人事担当者の業務効率化を支援するクラウド型の通勤管理システムがあります。それが、株式会社バイトルヒクマ様が手掛ける「通勤管理Arvo(アルボ)」です。
同社はマーケティング専任の担当者がいないなど、社内リソースが限られる中で、本製品の認知の拡大に課題を感じていました。
そこで、ウィルゲート社の「TACT SEO」「SEO内製化支援プラン」を導入。SEO知識ゼロ・営業兼務の社員2名体制で取り組んだ結果、主要キーワードでの上位化に成功し、セッション数は約20倍に増加。新規商談もコンスタントに創出できるようになるなど、大きな成果につなげています。
導入の背景や施策内容について、サイトの運営を担当している土田氏にお聞きしました。
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株式会社バイトルヒクマ 土田 恵理氏(以下、土田)
株式会社ウィルゲート 丸山 琢己(以下、丸山)
聞き手:ライター 外山ゆひら
目次
知識ゼロ・専任担当なし。手探りで挑んだWebマーケティング
まずは本製品の詳細について、土田さんに詳しくお聞きしました。
──貴社のサービスの詳細や強みについて教えてください。
土田:当社・バイトルヒクマは1982年に創業し、現在まで受託開発をメインとして成長してきた会社です。中国蘇州のオフショア開発センターや秋田のニアショア拠点なども活用しながら、総合的なITソリューションを提供しています。
並行して、業務支援システムの自社開発も行っています。「通勤管理Arvo(アルボ)」はその一つです。通勤経路の正確な判断や通勤手当の適正化に役立つもので、各企業の通勤管理業務の効率化を助けるサービスとして開発し、長らくアプリとして運用を続けてきましたが、2021年7月、社内初となるクラウド型のサービスとして製品化しました。
私はシステムエンジニアで、初期開発チームのリーダーでした。販売後、もう一人のメンバーと共に営業を兼務することになりまして、新規開拓の営業活動を通じて製品の課題を洗い出し、自分たちで仕様検討をして機能追加を行う、というサイクルで回していました。
とはいえ、プッシュ型の営業活動をするほどのリソースはなかったので、「問い合わせをいただいた方に紹介する」というプル型の営業活動で販売促進を行おうということになり、そのためにはWebマーケティングの施策が必要と判断しました。
社内のWebマーケティングの知識はゼロからのスタートでしたが、必要な施策を調べ、まずは外部の会社に依頼してLPを制作しました。「問い合わせ」「資料ダウンロード」「1ヶ月間のトライアル申し込み」をCVポイントとして設定して運用を始めましたが、期待したほどは流入数が上がらず。リスティング広告も試してみたものの、成果が出ず、手詰まりの状態になっていました。
──2025年2月から、ウィルゲート社のTACT SEOとSEO内製化支援プランを導入いただいたきっかけは。
土田:自分たちでやっていても状況が変わらないので、専門家に相談してみようという話になり、複数社を検討しましたが、ウィルゲート社に決めた理由は2点あります。
一つ目は、SEOの仕組みまで非常にわかりやすく説明してくださり、SEOについてふんわりとしか理解できていなかった我々側の理解が進んだこと。そして二つ目は「自社でドメイン統合をして結果が出た実績がある」と伺ったことです。
当時は「Arvo」のLPを独自ドメインで展開していたので、ウィルゲート社のようにドメイン統合をしてサイトをリニューアルしたいと思い、初回の契約時にはSEOコンサルティング支援をお願いしました。そしてコーポレートサイトとドメインを統合し、ページ全体の改善を行ったところ、流入数を増やすことができたのです。さらに成果を出したいと相談し、「お役立ち情報というコラムを作成し、各記事からの流入増を図る」という施策があると教えていただきました。この施策にもぜひ挑戦したいと思ったことから、今回TACT SEOと内製化に向けた支援をお願いすることにしました。
法律が絡む専門記事も問題なし!TACT SEOの高精度なライティング
──「お役立ち情報」の記事作成はどのようにスタートされたのでしょうか。
土田:まずは丸山さんに競合キーワード調査のリストを頂戴し、「カニバリゼーションを起こしていないか」などのチェックと併せて、どのキーワードから進めていくかについて指南をいただきました。キーワードが決まると、TACT SEOの『簡単SEO記事作成』を使って、AIで下書きをし、私ともう一人で調整して公開する、という流れです。
通勤交通費には税法や労働基準法が絡む部分があり、情報の正確性を担保する必要があったので、TACT SEOで大まかな記事を作ってから、人の目によるチェックもしっかり行った上で記事を仕上げました。
──どのくらいのペースで公開されたのでしょうか。
土田:初期は一本を完成させるのに1〜2日かかっていたのですが、慣れてからは1本3〜4時間ほどで仕上げられるようになりました。最初は月5本を目安に、新規・リライトを含めて作成を進めてきましたが、通勤交通費はニッチな領域なので、必要なキーワードを押さえた記事を40本ほど公開した段階で、ひと通りのテーマを網羅することができました。
それ以降は平均で月1〜2本の記事を書いています。新規記事を書くのは、法律改正などのタイミングが多いです。例えば、2026年4月1日から「駐車場代を非課税の通勤手当に含めていい」という内容の新しい法案が施行されましたが、こういった動きがあると検索数も増える傾向がありますので、そのタイミングを逃さずに新規記事を投入して流入獲得につなげています。
──TACT SEOの使い心地はいかがでしたか?
土田:なんでもマニュアルを読まずにツールを覚えるタイプでして(笑)、TACT SEOは感覚的に使える設計だったので、使いながら習得することができました。使い始めに動画の説明を見たくらいです。現在もすべての機能を使いこなせているわけではないですが、基本的な機能を使いこなすだけで、ここまで成果を出せるのだなと。少しずつ勉強し、使える機能も徐々に増やせていますが、SEO初心者が非常に取り組みやすいツールだと思います。
1年間で流入数約20倍!通勤費に関連する主要なキーワードで、軒並み10位以内を達成

──成果が出たときのエピソードを教えてください。
土田:1年間で、オーガニックセッションが約1,000セッションから約20,000セッションに増加し、施策前と比較すると、流入数は約20倍になりました。また、通勤費に関連する主要なキーワードで、軒並み10位以内という上位化を図れています。
問い合わせ件数が増えたことで、記事をアップし始めて4ヶ月目頃から、新規の商談を毎月必ず設定できるようになりました。7〜8月頃は毎週のように新規商談があり、一週間のうちに3件、新規のお客様に対する商談を実施できたことも。施策前はCVが全く発生しない月や新規商談が1件もできなかった月もあり、大きな進歩と捉えています。
──成果につながって本当によかったです。他に得られた成果はありますか?
土田:SEOのノウハウをチームに蓄積でき、キーワードの選定も自力でできるようになりました。施策当初は「最短経路の定義」「自転車通勤の規定」など、人事担当者がリアルに困っているキーワードを選定する方法やそのための情報の調べ方がわからない状態でしたが、丸山さんの手厚い伴走支援おかげで理解が深まり、8月頃からは概ね自走できるようになりました。
今では順位の動きも一日に一回は必ず確認しており、業務の一部として組み込んでいます。せっかくやっているのだから、Webマーケティングの知識をもっと付けたいと思い、施策後に「IMA検定(Internet Marketing Analyst)」を受講して合格できたことも、個人的な成果と言えるかもしれません。
──作業を内製できる体制が整うまで、当社の担当者・丸山はどのような点で貢献できたでしょうか。
土田:こちらからの疑問点や質問に対して、優しく丁寧にサポートいただきました。自信がなかったのですが、常に褒めて伸ばしていただいた印象です(笑)。初めての記事を作成したときも、大きな修正点はないと褒めてくださり、「どのくらいの工数をかけましたか」と聞いてくださいました。1〜2日と答えたところ、我々の業務負担を鑑みて「工数を減らしていきましょう」と提案してくださったことが印象に残っています。
丸山:初回から大きな指摘がなかったのは、記事の完成度が高かったからです。メイン読者である企業の人事担当者が知りたいポイントが、しっかり押さえられた記事に仕上がっていました。最初からクオリティの高い記事を出せたことも、すぐに順位がつき始めた要因だと思います。順位が出始めてからも確実に本数をアップしてくださったので、右肩上がりに伸びていく結果につながったのだと分析しています。
新規商談件数をさらに増やし、開発側にもフィードバックしていきたい
──ウィルゲート社のTACT SEOとSEO内製化支援プランを推薦いただくとしたら、どのような企業や担当者様になるでしょうか?
土田:自社の経験から「SEO対策の必要性を感じているけれど、全くできていない」「具体的に何にどう手をつけていいかわからない」という企業の方におすすめしたいです。我々の経験として、ナレッジゼロの企業や担当者でもここまで成果を出せたよ、ということはお伝えできますし、費用対効果の高いツールだと感じています。
──最後に、これからの「通勤管理Arvo」の目標を教えてください。
土田:施策開始当初と比べ、競合サイトもコンテンツを強化していることが目に見えてわかっているので、常に10位以内に表示され続けるよう、コンスタントにSEO対策を続けていきたいです。狭いカテゴリの記事を書いているので、最近は内容がかぶらない記事を作る難しさを感じることもありますが、TACT SEOの機能を使いこなしながら、カニバリゼーションが起きにくい記事を作り続けていきたいです。
製品の開発担当者としては「営業活動の過程で吸い上げた現場の意見を開発側にフィードバックして、より良い製品に育てていきたい」という思いも強いですね。そのためにもよりCV数を上げ、商談数を増やしていきたいです。近々、LPの改善施策なども行っていく予定です。
──「通勤管理Arvo」およびバイトルヒクマ様のさらなる発展を祈念しております。ありがとうございました!
まとめ
今回は、株式会社バイトルヒクマ様にご協力いただき、「TACT SEO」を活用した事例を紹介させていただきました。
SEO分析ツールの「TACT SEO」にご興味をお持ちの方は、ぜひウィルゲートまでお問い合わせください。
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