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約200ワードが検索トップ10にランクインし、半年間で月8万ユーザーが流入するサイトに成長! 金融系の新規サービスで、SEOコンサルティングをフル活用した事例
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新しいサービスをローンチするにあたっては、まずその存在や内容についてユーザーに知ってもらうことが不可欠です。自社サービスの認知度向上を目指し、「GoogleやYahoo検索で上位に付け、サイトへの流入を増やしたい」と考えているサービス担当者やサイト運営者は少なくないのではないでしょうか。

2022年に誕生した新サービスのなかに、SEOに成功し、ユーザー数を大きく伸ばしてきたサービスサイトがあります。それが、アドバイザーナビ株式会社のわたしのIFAです。代表の平氏、運営担当の高橋氏に、サービス立ち上げから約半年間の変遷をお聞きしました。

 

右:アドバイザーナビ株式会社様 代表取締役 平 行秀様 ※以下「平」
左:アドバイザーナビ株式会社様 高橋 知世様 ※以下「高橋」
コンサルタント:株式会社ウィルゲート 田中 晴子 ※以下「田中」
聞き手:ライター 外山 ゆひら

新サービスを迅速に軌道に乗せるべく、序盤からSEO対策を急いだ 

わたしのIFA」は、資産運用アドバイザーと資産活用を考えるユーザーとを結ぶマッチングサービスです。多くの独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)が登録しており、「資産運用についてより具体的なアドバイスが欲しい」と考えている、金融情報に感度の高いユーザー層を中心に広がりを見せています。 

2022年8月正式にサービスを開始した「わたしのIFA」は、この半年間、サイトをどのように活用・改善しながら新規ユーザーを獲得されてきたのでしょうか。詳しく伺いました。 

 

平:日本国内には、金融資産を3,000万円以上を保有する世帯が1,200万世帯いると言われており、「わたしのIFA」はこのボリュームゾーンの方々に向け、かつ、その中でも特に資産運用の悩みが顕在化している方々のニーズに応えていこう、というサービスになります。2021年から立ち上げに着手していたのですが、いろいろな事情からローンチが遅れ、2022年に改めてデータベースの再整備から取り組んでいくことになりました。  

そのような経緯もあり、サービスを1日でも早く立ち上げたい状況でしたので、テストローンチの直後からウィルゲート社に入ってもらい、サービス内容を改善しつつ、並行してサイトの強化にも取り組んできました。 

 

-立ち上げ直後から、SEO対策の必要性を感じていらっしゃったのですね。 

平:はい。新しいサービスを一人でも多くのユーザーに知っていただくためには、SEO対策が不可欠だと考えていました。専務取締役COOの吉岡さんとは経営者同士ということで、公私ともにつながりがあり、親しくさせていただいています。このサービスやSEO対策の話をしたときに「うちでできますよ」とコンサルティング支援について提案いただき、お願いをしました。 

 

ビッグワードの洗い出しからコンテンツ制作へ。正確性とスピードを追求しながら記事を仕上げた 

-サイトの立ち上げに際し、どのようなSEO対策からスタートしたのでしょうか。

平:担当の田中さんにまず取り組んでいただいたのが、対策キーワードの洗い出しです。私のほうで主要なビッグワードの関連語の洗い出しはしていたのですが、網羅的なキーワード抽出やカテゴリ分類ができていない状況でした。田中さんには専門家の視点からカテゴリ分けをしてもらい、対策優先順位を再整理していただいたうえで、優先度の高いワードから、それを絡めた記事制作をスタートさせました。

 

高橋:記事制作はすべて外注で行いました。ライターさんとのやりとりは私が担当し、上がってきた原稿はまずインターン生に確認してもらいました。それを私の方で1次チェックをし、修正したのち、平社長が2次チェックをする、という体制で回していました。

 

平:資金調達のタイミングもあり、1日でも早くこのサービスを軌道に乗せたかったので、記事制作はスピード重視の方針で進めました。

 

田中:アドバイザーナビ様の対応スピードは非常に速く、3ヶ月弱でなんと約400本の記事をアップできました。お二人がSEOに明るいこと、そして金融業界に精通しておられることも、スムーズに記事を完成させられた大きな要因だと感じています。

 

平:私も高橋も証券会社出身で、現場感がありますからね。金融に関する記事は専門性が高く、ピントが外れた内容になってしまうことが多いので、情報の精度についてはかなり目を光らせていました。ライターさんも、最終的には当社と相性が良いと感じた方々に絞っていきました。

 

高橋:キーワードに沿った記事のタイトル付けや見出し文については、田中さんのアドバイスをいただきながら、クオリティを上げていきました。以前はライターさんが書いているタイトルをほぼそのまま採用するケースが多かったのですが、「どのように手を入れれば読者の興味や注意を引けるか」といったノウハウや、見やすくするための装飾の仕方なども逐一教えていただきました。

 

田中:新しく制作した記事を一通りアップしてからは、並行して、既存の記事の細かいリライトや調整も進めています。現在は毎月3ページのペースで、URLの正規化や重複チェックなど全体的な部分の見直しから、細部の文章の調整まで落とし込んでいます。

 

-2022年9月には、サイトのドメイン移管も実行されたそうですね。

平:はい。これもSEO対策の一環です。当初は「わたしのIFA」専用の独自ドメインを作っていたのですが、コーポレートサイトのほうが検索順位が圧倒的に高い状況があり、田中さんに「コーポレートサイト配下に移管したほうが、検索順位を上げられる可能性が高い」とアドバイスをいただいて、即時対応した形です。

 

田中:「わたしのIFA」の検索順位をスピーディーに上げるためには必要な施策だと考え、提案させていただきました。平社長は2019年の創業時からたくさんメディア取材を受けていて、コーポレートサイトでさまざまなサイトからの被リンクを多く獲得していたので、よりリンクパワーが強いコーポレートサイトに移管することでより早く順位を獲得できると考えました。

 

平:ちなみに、当社では業界初のIFAの転職サービスである「IFA転職」のサイトも運営しているのですが、こちらはコーポレートサイトとは分けて置いています。こちらのサイトも、田中さんにチェックをお願いしました。

 

田中:「IFA転職」は既に検索順位1〜2位を獲得できており、SEO観点で大きなテコ入れが必要な状況ではなかったので、サイト設計に関する基本施策のみ簡単にアドバイスさせていただきました。

 

平:このサイトの検索順位が高いのは、競合が少ないニッチなサービスであることと、IFAの方々を対象にしたアンケート結果を毎年掲載するなど、独自性ある内容にできていることが、理由だと分析しています。

 

トラフィック率やドメインランク、10位以内に入るキーワードやユーザー数も飛躍的に伸ばせた

「わたしのIFA」は2022年11月中旬頃から、飛躍的にトラフィック率が増加。サイト全体のSEO評価も、相対的な検索順位も上昇します。

田中:たくさんの事例を見ていますが、ここまでスピーディーにトラフィックが増加したケースはなかなか見ないので、私も驚いたほどです。立ち上げ直後は、検索10位以内に入るビッグワードが4語ほどしかなかったのですが、2023年2月現在で192語にまで伸ばしています。SEOは施策を打ってから検索順位に反映されるまでには通常、多少のタイムラグもあるのですが、それを含めても相当に素早く成果が出ました。理由としては、やはりスピード感をもって記事を量産したことが大きかったと思います。

 

平:「わたしのIFA」サイトへの流入経路はGoogleとYahooから検索で入ってくる人が大半です。サイト立ち上げ時には月1,000〜2,000ユーザー程度でしたが、半年経った今は月8万ユーザーにまで伸びてきています。

 

田中:アドバイザーナビ社の皆さんのSEOの理解度の高さ、そしてスピード感ある対応が、総合的に効いた形だと思います。支援するなかでは、エンジニアの山下さんの存在も印象に残っていますね。

 

たとえばドメイン移管するタイミングで、山下さんから「SPA(シングルページアプリケーション)でWebサイトを構築する」というお話を伺いました。SPAを採用するとSEOと相性がよくない場合もあり、SEO対策しやすい様に考慮いただく必要があるとお伝えしたのですが、「わかりました、成果が出やすいサイトの構造にしておきますね」という会話だけで済みました。

 

平:山下さんはスーパーエンジニアですからね(笑)。彼も金融機関にいた経歴があり、過去にはドローンを作った経験もある人物です。技術的な部分はほぼ一任しており、非常に頼りにしている存在です。

 

-当社の担当者・田中の存在は、成果が出るまでの過程において、どのように貢献できているでしょうか。

平:「マーケティング全般に対応できる、なんでも話せる人」ということで田中さんをアサインいただいたのですが、実際にSEO対策以外の部分もいろいろと相談させてもらっています。月1回の定例ミーティング以外にも、チャットで頻繁にやり取りをしており、コンサルタントとして期待したとおりのサポートをいただいていますね。

あとは基本的な前提として、田中さんの仕事のこなし方が気に入っています。レスポンスのスピードが非常に速く、かつ情報の精度も高い。必ず出典を添えて情報を伝えてくださるので、正確性という面でも信頼を置いています。

 

田中:ありがとうございます、励みになります。

 

高橋:記事構成や被リンクの取り方のほか、記事の著者名をどうするかといったこともご相談させていただきました。金融コラムはお金の話ということもあり、「誰が書いているのか」「運用会社はどこなのか」といった信憑性が重視されるためです。田中さんのアドバイスをいただいてからは、著者情報を設定し、監修者としてIFAの方の名前を入れたり、著名な経済アナリストの方に記事を書いていただいたり、といった施策も実施しています。

 

平:スピード感を持って記事制作を回していくうえでは、5名いるインターンの方々も大活躍してくれていますね。コンテンツ制作や金融ベンチャーで経験を積みたい方がいれば、インターン応募もお待ちしています!とここで宣伝しておきます(笑)。

 

ユーザー目線のサイト作りを続けることで、事業を大きくスケールさせたい

-これからの目標、ウィルゲート社に期待することを教えてください。

 

平:「すべてのサイトをジャックしたい」くらいの野望を持っているので、あらゆるビッグワードで上位表示されるよう、SEO対策を続けていきたいです。アクセス数が伸びてきたので、今後はコンバージョン率を高めることが要となるかと思います。社の売上にも直結してくる部分なので、サイト間をつなげるためのコンテンツ作成にも、引き続き注力していくつもりです。

 

田中さんにも引き続きサポートをお願いしたいですし、うちはCVR改善に関して知見がないので、そのあたりの提案もぜひいただきたいですね。

 

田中:ご期待に添えるよう、尽力します!投資やお金のニーズは近年、非常に高まりを見せており、業界自体も追い風のなかで、さらにユーザーに選ばれるサイトづくりに貢献させていただきたいです。

 

平:長らく金融業界にいる私の所感ですが、お金や投資の情報はものすごくニーズが高いにも関わらず、Webアプローチがあまりうまくない業界だという実感があります。プロフェッショナルが作っていないサイトが大半であることも、一因だと思いますね。

 

そのようななかで、ユーザー目線の情報を発信し、うまくニーズをつなぐことができれば、大きくスケールしていくビジネスだと考えています。2023年2月には新たに「資産運用アドバイザー検索サービス」のページをローンチしました。

 

-最後に、SEO対策を検討している企業へのメッセージをいただけますか?

 

平:一般的なビッグワードで検索順位の上位を獲るのは、相当に至難の業です。競合他社の多い業界の人ならばなおさら、コンサルティングは絶対に入れたほうが効果的な施策を打てると思います。自社側の体制づくりも重要ですが、スピード感を持って取り組めば、新しいサービスやサイトでも当社のように短いスパンで成果が出てくることも期待できるかと思います。

 

-サービスのさらなる発展を期待しております。ありがとうございました!

まとめ

今回はアドバイザーナビ株式会社様にご協力いただき、SEOコンサルティング支援を活用したサイト運営の事例をご紹介させていただきました。

SEO分析ツールの「TACT SEO」にご興味をお持ちの方は、ぜひウィルゲートまでお問い合わせください。

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プロモニスタ編集部
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