絶対パスと相対パスの違いとは?それぞれの特徴や記述方法を解説

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こんにちは。ウィルゲートが提供するSEO分析ツール「TACT SEO」ライターチームです。

パスとは、直訳すると「経路」という意味です。Webの文脈では、「ファイルへのアクセス経路」という意味で使われます。

Webサイト構築には必須の知識ですが、明確な違いがわからずそのままにしている方もいるのではないでしょうか。

パスには様々な種類があるため、それぞれの使い方を分かっていないと、リンク切れを起こしてしまったり、作業効率を下げる原因となります。

本記事では、パスの概要や「絶対パス」「相対パス」のそれぞれの特徴、環境別パスの記述方法について解説します。

「絶対パスと相対パスの違いがわからない」

「パスの書き方について教えてほしい」

このような疑問・要望がある方はぜひ最後までご覧ください。

そもそも「パス」とは?

そもそも「パス(Path)」とは、直訳すると経路という意味です。

Webの文脈では、「ファイルへのアクセス経路」という意味で使われています。

パスには以下の3種類が存在し、それぞれ記述方法や特徴は異なりますので、しっかりと覚えておきましょう。

  • 絶対パス
  • 相対パス
  • ルート相対パス

次の章からは、それぞれのパスが持つ特徴や違い、メリット、デメリットを解説します。

絶対パスとは

絶対パス(absolute path)とは、ファイルを最初から最後まで完全に記述する形式のことです。別名「フルパス」とも呼ばれます。

記述する際は、”http://~”や”https://~”といったように、サイトの階層構造の頂点から目的地まで記述するようなイメージです。

例えば、弊社ウィルゲートが運営する「プロモニスタ」を目的地とする場合は、次のようなパスの書き方になります。

例: https://www.willgate.co.jp/promonista/

上記の絶対パスを細分化してみると、https:・ドメイン・フォルダ名で構成されており、目的地が「プロモニスタ」のフォルダであることがわかると思います。

このように、それぞれの階層ごとにスラッシュで区切り、URLを全て記述するのが絶対パスです。

絶対パスの特徴

前述したとおり、絶対パスの主な特徴はURLを全て記述している点です。

では、絶対パスにはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

それぞれ詳しく解説していきます。

メリット

絶対パスは全てのURLを記述しているため、ファイルで指定した場所が変わりません。

そのため、設置時のリンク切れなどのミスが起こりづらいといったメリットがあります。

また、サイト階層の全体像や位置関係を把握しやすいといったメリットもあるでしょう。

デメリット

絶対パスのデメリットは以下の2つです。

  • ローカル環境でテストができない
  • コードが長くなり、Web上での処置が少し重くなる

設置時のリンク切れなどのミスを防げる一方で、ローカル環境でテストができなかったり、コードの長さによって処理が重くなるといったデメリットがあります。

そのため、絶対パスは、サイト構築の作業においては、デメリットとなると覚えておきましょう。

 相対パスとは

相対パス(relative path)とは、現在いるファイルを起点とした、目的ファイルまでの経路のことです。

ドメイン部分を省略するため、以下の例のように現時点のファイルの位置だけを示します。

例: aaa.jpeg

絶対パスは階層の頂点から目的地まで記述するのに対して、相対パスは現時点のファイル位置のみを記述します。

相対パスの特徴

それでは相対パスの特徴を見ていきましょう。

相対パスのメリット、デメリットを詳しく解説します。

メリット

相対パスのメリットは以下の2つです。

  • ローカル環境でもテストができる
  • 記述が短く、Web上での処理も軽いため、作業時間が短くなる

リンク切れのようなデメリットはありますが、ローカル環境でもテストができるため、サイト構築においてはメリットとなります。

また、絶対パスよりURLが短くなるため、サイト構築などの作業時間も短くできるでしょう。

※ちなみにローカル環境とは、個人のコンピュータにおける仮想の開発環境のことです。Web制作者やアプリケーション開発者にとっては、必要不可欠な開発環境と言えます。

デメリット

相対パスは、現在地のファイル位置を起点にするため、パスを記載するページを移動しようとするとリンク切れを起こします。

そのため、相対パスでサイト内を移動する際は、細心の注意を払う必要があります。

ルート相対パスとは

現在編集中のファイルを起点としている相対パスに対して、ルートフォルダ(枝分かれした最上位階層のディレクトリ)を起点に記述されるのがルートパスです。

ルート相対パスでは、ルートフォルダから目的の場所までのパスを記述します。

記述する際はドメイン部分を省略し、必ず先頭に「/」を付けましょう。具体例は次のとおりです。

例:/aaa/bbb.html

ルート相対パスは、絶対パスと相対パスの両方の特徴を持ち合わせています。

フォルダ構造が変わったとしても、パスを書き換える必要がないため、ルート相対パスは、自動書き換え機能を持つ絶対パスのようなイメージです。

絶対パスと相対パスの使い分け

絶対パスと相対パスの使い分け方についてまとめました。

  • SEO観点では絶対パスの使用が推奨されている
  • リンク先が外部サイトの際は絶対パスを使用する
  • リンク先が内部サイトの場合は相対パスを使用する

それぞれ詳しく解説します。

SEO観点では絶対パスの使用が推奨されている

SEO

前提として「SEOの観点でどちらのパスが有利」というのはないと言われています。

どちらのパスを記述するにしても、適切に記述されていれば特に問題はありません。

つまり、SEO対策においてパスを使い分ける必要はないと言えるでしょう。

しかしながら、相対パスは記述ミスやファイルの移動があった場合に、リンク切れになるリスクがあります。

その場合、検索エンジンのクローラーに適切な情報が伝えられなくなるため、可能であれば絶対パスの使用が推奨されています。

以下は、Google公式が発表した文章を一部引用したものです。

可能な場合は、相対リンクではなく絶対リンクを使用します(たとえば、サイト内の別のページにリンクするときに、mypage.html だけではなく https://www.example.com/mypage.html とします)。

Search Console ヘルプ:クロールが完了できなかったURLのエラー

上記から分かるとおり、Googleからもなるべく絶対パスを使用するよう推奨されています。特別な理由がない限り、絶対パスを使用する方が良いでしょう。

リンク先が外部サイトの際は絶対パスを使用する

相対パスは前提として、同じサーバー内にファイルやデータがなくてはいけません。

つまり、外部サイトにリンクを記述しても使えないため、必ず絶対パスで記述する必要があります。

リンク先が内部サイトの場合は相対パスを使用する

前述したとおり、リンク先が外部サイトの場合は絶対パスで記述する必要がありますが、内部サイトの場合は相対パスを使用します。

なぜなら、データに関する命令を絶対パスで記述すると、サーバ内のファイルを外から書き変えられる可能性があるためです。

そのため、データの書き込み命令などに関してはセキュリティの関係上、相対パスを使用するようにしましょう。

環境別のパスの記述方法

環境別のパスの記述方法について解説します。

  • Windows(コマンドプロンプト)
  • UNIX互換環境(Linux含む)
  • Java
  • PHP
  • HTML(URL)
  • Excel(VBA)

それぞれのパスを「どういう場合に使うのか」「どのような記述方法か」といった点を詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。

Windows(コマンドプロンプト)

Windows(コマンドプロンプト)の環境の場合では、ファイル間に「/」や「\」または「¥」マークで区切りパスを記述します。

記述例は次のとおりです。

C:\フォルダ名\フォルダ名\ファイル名.jpg

UNIX互換環境(Linux含む)

数種類のOSが存在するUNIX互換環境(Linux含む)の場合では、ファイル間を区切る際は「/」を使用してパスを記述します。

記述例は次のとおりです。

/フォルダ名/フォルダ名/フォルダ名/ファイル名.txt

1つ注意点として、Linuxでtarコマンドを使う際は、相対パスで記述しましょう。

Java

Javaを使ったプログラム中でパスを記述する場合は、「\\」を使ってファイル間を区切ります。

記述例は次のとおりです。

C:\\フォルダ名\\フォルダ名\\ファイル名.java

PHP

PHPを使ったプログラム中でパスを記述する場合は、「/」を使ってファイル間を区切ります。

記述例は次のとおりです。

C:/フォルダ名/フォルダ名/ファイル名.php

HTML(URL)

見慣れていると思いますが、HTMLでパスを記述する場合は、「/」を使ってファイル間を区切ります。

記述例は次のとおりです。

https://sample.com/フォルダ名/フォルダ名/フォルダ名/ファイル名.html

Excel(VBA)

Excel(VBA)でパスを記述する場合は、動作しているOSによって異なります。

OSがWindowsである場合はWindows、Linuxである場合はLInuxの記述方法でパスを記述しましょう。

記述例は次のとおりです。

C:\フォルダ名\フォルダ名\ファイル名.jpg

※補足になりますが、Excelの場合、CurDirでカレントディレクトリを取得できます。

まとめ

本記事では、パスの概要や「絶対パス」「相対パス」のそれぞれの特徴、環境別パスの記述方法について解説しました。

パスを直訳すると、経路という意味があります。Webの文脈では、「ファイルへのアクセス経路」という意味で使われます。

パスは大きく分けて、「絶対パス」「相対パス」「ルート相対パス」の3種類が存在しており、それぞれの特徴やメリット、デメリットがあるため、使い分けることが重要です。

本記事で解説した、パスの使い分け方や記述方法を参考に、実際にパスを記述してみましょう。

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