支援事例
金融メディアで200以上のビッグワードで検索トップを獲得。関連サービスへの申込者数も順調に伸ばし、50万PVを誇るメディアに育て上げた事例
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2003年に設立され、ファイナンス事業を中心に幅広い事業を展開しているパワープランニング株式会社。同社では金融メディアを運営しながら金融セミナー紹介や専門家への相談窓口など、さまざまな切り口でお金について学べるITサービスを提供しています。

その金融メディアの1つが「MANEMO(マネモ)」です。それまでは自社主導でのSEO対策に取り組んでいたものの、成果を感じられない時期が続いたことからウィルゲート社のTACT SEOとSEOコンサルティング支援を導入。1年間の支援を経てメディアを軌道に乗せ、導入前は0件だった金融サービスへの申込者も100件以上を獲得できる状況に。SEOの知見とノウハウを獲得し、2年経った現在は完全に社内での内製化を果たしています。

支援導入を決めた背景や施策内容について、取締役COOである辻氏、サイトの運営担当者である宮川氏にお聞きしました。

パワープランニング株式会社 取締役COO 辻 佳孝氏(以下、)、宮川 峻氏(以下、宮川)
株式会社ウィルゲート 小林 秀彰(以下、小林)、菅原 翼(以下、菅原)
聞き手:ライター 外山ゆひら

独学では全く成果が出ず。SEOの知見を競合より早く獲得したかった

──「MANEMO」の特徴や強みについて教えてください。

辻 : 「MANEMO(マネモ)」は「賢く楽しく暮らすための一生使えるお金の知識を届ける」ことをミッションとして、2021年10月にスタートさせた金融メディアです。「日本人の8割がお金の不安を抱えながら生活をしている」という社会課題の解消を目指し、日本の金融教育をアップデートする、というテーマを掲げています。金融知識の提供だけでなく、ライフプランニングについてなどお金について考える重要性を訴求し、ユーザーに「お金の管理に自信がもてた」と言っていただけるようなサイトを目指しています。

さらに「もっとお金の勉強がしたい」と興味を持っていただいたユーザーに対しては、金融商品知識を持つファイナンシャルプランナー(FP)との出会いを創出しています。これはもともと当社が保険の相談サービスを手掛けていた背景も関係しています。

具体的には、家計の無料相談サービス「みんなの生命保険アドバイザー」やマネーセミナーサービス「アットセミナー」に申し込んでいただいたり、不動産投資に関する相談サービス「トウシェル」の利用促進につなげていったりすることがゴールです。どのサービスもお金に関する専門家のサポートのもと、知識を学び、対策を実践できるサービスになっています。

──2021年5月にコンサルティング支援を導入いただいた際には、どのような課題があったのでしょうか。

辻:実はMANEMOを立ち上げる前にも、別のオウンドメディアの育成に取り組んでおりました。2年弱で100記事ほどを掲載したのですが、なかなかPVが伸びず、検索順位も上がってこない状況で、関連サービスの申込まで至るケースは0件に近い数字でした。当時は「SEOの運がないな」と泣く泣くクローズしたことを覚えております。

当時はWeb広告メインでサービス運営を行っていたため、それで一応は成り立ってはいたのですが、広告コストが高く、SEO経由でサービス利用者を増加させる導線の構築は、当社としても最重要課題の1つでした。競合の多いなかで優位性を取るためにも、「SEO対策には早く着手しておかなければ」という危機感を持っていたのですね。SEOで競合他社に負けることは、イコール「サービスとしての負け」といっても過言ではないなと。

──ウィルゲート社のコンサルティング支援を導入いただいたきっかけは?

辻:SEOをどうにかしたいと思ったときに、第一想起で浮かんだのがウィルゲート社でした。8〜9年前に別件でお世話になって以来、連絡を取っていた社員の方がいたので最近の動向も聞いていましたし、何より「SEO」のワードでコンスタントに1位を獲っているので信頼して任せられるなと。当社の課題について相談させていただき、TACT SEOプロフェッショナル+SEOコンサルティング支援をお願いすることにしました。

楽しみながら愚直に記事制作に注力。TACT SEOの活用にもハマった!

──どのような施策からスタートしたのでしょうか。

辻:まずはSEOについての知識やノウハウ、正しい戦略について、専属ライターも含め、チーム全員で研修を受けました。併せて、小林さんにサイト全体のSEO分析をしていただき、サイト構成やカテゴリ、配置に関することから、記事構成案の作成方法、見出しやキーワードの設定のしかたまで、さまざまな観点から修正点を洗い出していただき、具体的に改善内容のご提案をいただきました。

──記事作成・修正はどのように進められたのですか?

宮川:TACT SEOを使いながら進めました。TACT SEOには自社ではやっていなかった機能も多くあり、楽しみながら新しいツールの習得に励めました。「こんな使い方ができるのだなあ」とかなり新鮮でしたし、現在に至るまでめいっぱい使い倒しています(笑)。

菅原: TACT SEOに慣れるまでの段階では、使い方の部分でつまずいてしまう方もいますが、辻さんと宮川さんは意欲的に学びたい意志を示してくださいました。通常の定例ミーティングとは別に、使い方についてのレクチャーも2回ほどさせていただきました。

──立ち上げから半年間は、エディトルも活用いただきました。

辻:はい。具体的には、TACT SEOを使ってキーワードを決めた後、エディトル経由で外部ライターさんに依頼を出し、構成案からライティング、修正やチェック、CMSへの反映までトータルで行っていただきました。構成案のテンプレートも完成しているので、チェックしやすかったです。コンテンツの管理や更新にも結構な工数がかかるので、この作業専門でお願いしていたライターさんもいます。

エディトルには専門的な知識を持っていて、かつSEOに関する研修も受けている優秀なライターさんが数多く在籍しているので、完全に内製化できるまでの約2年間、SEOに強い記事の制作と継続において、大きな推進力と原動力になりました。サイトの立ち上げ当初から本格的な記事を量産でき、初期段階から「これはうまくいくぞ」という手ごたえを持って取り組むことができました。

半年ほどで一気に成果が出てきた。運用コスト削減などの副次的効果も

──成果が出るまでのエピソードを教えてください。

辻:序盤はかなり試行錯誤がありました。キーワードによっては検索上位に来るものもありましたが、半年程度は「ひたすら記事を書いて増やそう、地道に本数を増やしていこう」という期間になりました。

宮川:支援前には自分たちで2年近く試行錯誤していたので、SEO対策が一朝一夕で結果が出るものではないことは理解しており、すぐに結果が出なくとも焦ることはなかったです。私自身コツコツやるのが好きなタイプなので、「新規記事を月25件、リライト記事を月15件」という具体的な目標を決め、粛々と記事制作とキーワード設定に励みました。

小林: 金融メディアはYMYL系(※)で、競合ひしめくジャンル。証券や金融業界の大手企業が運営しているところも多く、会社の規模とドメインパワーが直結している傾向があるので、検索上位に上がってくるまでに時間を要する可能性があることは、事前にお伝えはしていました。私としても、この領域で「どう戦って勝っていくか」はかなり考え抜きましたね。

(※)YMYL=Your Money or Your Life(Google検索品質評価ガイドライン内で「将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に影響を与える可能性のあるページ、トピック」のこと)

──成果が出始めたのは、いつ頃になりますか?

宮川:施策開始から半年経った頃からです。急激に検索順位やアクセス数での成果が表れてきました。一気に順位が付いたり、サービスの申込が入ってきたりするようになり、本当に嬉しかったです。1日に何回も数字を見ては喜んでいましたね。

辻:アクセス数に関しては1か月で5万PV以上伸びる月もあり、現在は50万PVまであと少しというところまできています。検索順位に関しても、以前はサービス名以外では1位を獲れるものが皆無に等しかったのですが、現在は200以上のキーワードで1位を獲れるようになりました。加えて、施策前は0件だったCV数も、2022年6月頃から月20件前後のペースで伸び続けています。

──成果につながって本当によかったです。他に得られた成果はありますか?

辻:まずは、集客コストが削減できたことです。SEOはコストパフォーマンスが圧倒的に優れていて、SEO記事経由で申込をいただけるようになってからは、月平均で数百万円の集客コストの削減につながっています。以前はとにかくWeb広告に費用を投下し続けることで回していたのですが、Web広告の場合、ユーザー1名あたりの集客コストは平均2〜3万円かかり、それ以上になるケースも少なくありません。

また、Web広告だけで運用していた頃は「特定のメディアに広告を出しまくって、申込数が減ってきたら次のメディアを探す」という焼き畑農業のようなやり方で、不安定な運用から抜け出せずにいました。広告運用は今後も続けていきますが、SEO経由のユーザー動線も確立できたことで、社内の価値観が大きくアップデートされた実感があります。SNSアカウントの運営・育成や動画制作など、今まで手を出せていなかった新しい取り組みにも着手できており、会社全体の成長にもドライブがかかっています。

宮川:TACT SEOを使うことで、ユーザーの傾向や意図を細かく把握できたことも大きかったです。「MANEMO」では自分の将来について不安を感じているユーザーに向けて、「お金に関する不安を解消できるような解決策を提示すること」を重視しています。30代〜40代の女性をメインターゲットとし、ビジュアル面も女性ユーザーを意識したものにしていますが、分析をすると男性の申込者も少なからずいることがわかってきました。ですので、記事自体はいろいろなユーザー層を対象にして、かなり幅を持たせて制作しています。SEO経由でサイトに訪れるユーザーはお金の知識に対する温度感が高いので、サービス全体の品質向上にもつながっている実感がありますね。

辻:メディアの認知度が上がってきたことで、新規のお取引先様との提携率も高まっていますね。商談の場で検索してすぐに見せられるので、いろいろなキーワードで上位を取れている事実に説得力を持たせられています。

宮川:個人的には、これからサービス利用を検討している人の視点に立って「どうアクションをすればいいのか」を考えられるようになったことも成果だと感じています。ユーザーの心境や目線を想像しながら記事を作るのは思いのほか難しく、試行錯誤を続けるなかで、感覚的に掴めてきた部分がありますね。

──作業を内製できる体制が整うまで、当社の小林・菅原はどのような点で貢献できたでしょうか。

宮川:SEOの正しい知識を、効率よく学べる環境を作っていただきました。取り組むうちに、我々側のSEOについて学びたい欲求が爆発し(笑)、毎月の定例ミーティング以外にも、頻繁にチャットツールで質問させていただいた記憶があります。ツールの使い方だけでなくSEOの考え方なども寄り添って教えていただき、おすすめの研修などもピックアップいただきました。

辻:小林さんからも菅原さんからも専門的な知見をたくさん教わり、やはり「SEOに強い」という印象です。教わり始めて気づいたのは、以前は間違ったSEO戦略を取っていたのだなということです。以前は制作会社から月のレポート報告をもらいつつ、独学で学習していたつもりでしたが、今思えば丸投げ状態だったなと。ノウハウや知見が自社に溜まっていませんでした。

支援当初に「今回は内製化まで持っていきます」という頼もしい言葉をいただいたことも印象に残っていますね。当社としても「コスト削減の観点からも内製化できたほうがいいよね」という意思決定をし、そこを目指すことにしました。

宮川:自社にしっかりノウハウや知見が溜まったことは、一番の成果とも言えますよね。現在はTACT SEOを駆使しながら、自社でキーワード選定、構成案作成、記事制作、CMS反映まで一気通貫で対応できるようになりました。支援前の社内ライターは2名のみでしたが、ノウハウがわかってからは自社で採用を続け、現在は他メディアも含めると40名ほどのライターと契約している状況です。

小林:今は完全に自走している状態に入っており、そのきっかけを作れたということで、私も嬉しく思っています。コンサルタント冥利に尽きますね。

菅原:支援は終了していますが、TACT SEOに関して「もっとこういう機能があったらいいな」と思われることがあれば、今後も忌憚のない意見をいただけたら嬉しいです!

獲得したノウハウを活かし、複数メディアを運用して爆発的に順位を上げていきたい

──ウィルゲート社のコンサルティング支援を推薦いただくとしたら、どのような企業や担当者様になるでしょうか?

辻:支援前の当社のように、オウンドメディアをやろうとしている会社さんや、「記事制作に取り組んでいるものの、うまく成果が表れていない」担当者の方は検討してみると良いと思います。短期的には広告を投下したほうが早いかもしれませんが、1年先、2年先、3年先まで長期的な視点を持つならば、SEO対策はジャンルを問わず必須ではないでしょうか。会社の成長にもつなげていけると思います。一見難しく見えるかもしれませんが、うちの宮川などは、SEOのおもしろさに完全にハマっていますよ(笑)。

宮川:はい、毎日の数字の変化を見るのがとても楽しいです(笑)。朝のチームミーティングも「昨日は何件だったね」という話から始まりますよね。やり方を覚えさえすれば、自分が設定したキーワードがサービスの申込理由に直結している手応えも感じられますし、数字で目に見えて変化や成果がわかるので、やりがいも実感しやすいと思います。

──成果につなげていくためのコツなどはありますか?

辻 :ウィルゲート社のコンサルタントをプロとして信頼し、提案いただいた内容を素直にやってみることに尽きるかと思います。当社もそのスタンスで取り組み、成果を出すことができました。

──これからの貴社の目標を教えてください。

辻:「MANEMO」に関しては、今後も愚直に記事を増やしつつ、クリエイティブの改善に取り組んでいき、コンバージョン率を上げていくことが目標です。

支援前に自分たちで試行錯誤していたオウンドメディア「マネーワーカー」も、自社にSEO対策のノウハウを獲得できた今ならやれるのでは?と考え、運用を再開しています。再開からまだ2か月ほどですが、既に数字が伸びてきており、先月は10万PVを達成。問い合わせ件数も月10件前後を獲得できる状況になっています。

他にも複数のサイトを立ち上げており、記事を量産できる体制が整ったので、別のオウンドメディアもどんどん立ち上げていくつもりです。総合的に順位を上げていき、爆発的にサイトの訪問者数を増やせたらと考えています。

また会社としては、将来の上場を視野に入れています。現在は東京と大阪の2拠点体制ですが、Web集客に強い保険代理店は希少なので、東京側では代理店資格も取得しており、保険の相談サービスなども始めていきたいと考えています。

──「MANEMO」およびパワープランニング様のさらなる発展を祈念しております。ありがとうございました!

プロモニスタ編集部
プロモニスタ編集部
プロモニスタでは、コンテンツマーケティングとコンテンツSEO、SEO対策を中心にwebマーケティング関連の最新情報やノウハウ、当社の事例を発信しています。
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