仲介4社活用・ウィルゲートM&A経由のみでLOI3社を創出──なぜ成長中の「今」M&Aなのか? 後悔しない“パートナー選び”と“タイミング”

売却した会社

株式会社iHack 様

https://ihack.co.jp/

買収した会社

ソーシャルワイヤー株式会社 様

https://www.socialwire.net/

※本記事は2025年10月撮影のYouTube動画を元に作成しました。

デジタルPRやメディアリスニングサービスを軸に、企業の広報・マーケティング活動を支援するソーシャルワイヤー株式会社。同社は2018年にインフルエンサーPRサービス「Find Model」を取得して以来、同サービスをコアサービスとして位置付けられる事業基盤へと成長されています。

こうした中、美容・化粧品領域に特化したインフルエンサーマーケティングやクリエイター育成事業で強みを持つ株式会社iHackが、株式譲渡によりソーシャルワイヤーグループの一員となりました。

ソーシャルワイヤー社におけるインフルエンサーPR領域の事業拡大戦略と、iHack社における持続成長に資する組織ケイパビリティの強化ニーズが合致したことで、相互の強みを補完し合う理想的なパートナーシップが実現しました。

ソーシャルワイヤー社は、このM&Aを通じ、今後は以下の事項を強力に推進し、インフルエンサーPR領域の大幅拡大ならびに複合的なデジタルPRの提供体制の構築を目指していく方針です。
①体制の強化:インフルエンサーKOLプロダクション体制の推進
②クロスセル推進:相互顧客基盤を活用したクロスセル進行と、iHack社の強みを活かした美容領域の重点的施策
③体制の構築:組織ケイパビリティ融合による効率的な運営体制

今回は譲渡企業のiHack 代表取締役社長 富田 真人氏にお話を伺いました。

インタビュアー:株式会社ウィルゲート 専務取締役 共同創業者 吉岡 諒


社会人5ヶ月で起業──遠回りをしないという選択

——まずは、富田さんのキャリアと起業までの流れを教えてください。

富田さん:会社を立ち上げたのは2019年9月で、社会人1年目の代ですね。よく学生起業だと思われるのですが、実は新卒で一度リクルートに入社しています。2019年4月に入社して、8月末に退職、翌9月に起業しました。

学生時代は、広告代理店であるキュービックで約2年間インターンを経験し、広告運用から採用人事、新規事業まで幅広く関わらせていただきました。起業したい気持ちは学生時代からありました。ただ、やりたい事業が明確にあったわけではなくて。リクルートに行けばビジネスの全体像が見えるかなと思ったんですが、どうせ起業するなら早い方がいいな、と。5ヶ月という短い期間でしたが、覚悟を決めました。

——創業当初からSNSマーケティングだったわけではないんですよね。

富田さん:全然違います(笑)。2019年はD2Cブームの真っ只中だったので、例に漏れずパーソナライズサプリのD2Cをやりました。ただ、結果は惨敗。今振り返ると、ニーズのないものを作ってしまったなと。早々に撤退を決断し、キャッシュを生む事業へのピボットを決めました。

キュービック時代の経験のおかげで広告ビジネスの構造はなんとなく知っていたので、広告領域で勝負しようと。ただし、同じ土俵は避けたかった。そこで当時まだビジネス利用が進んでいなかったTikTokに特化したSNSマーケティングに舵を切りました。

——現在のiHackの事業モデルについて教えてください。

富田さん:化粧品・美容業界の企業様がメインです。1案件数十万円から、年間で数億円規模のお取引まで幅があります。特徴は、部分最適ではなく“全部やる”こと。インフルエンサーキャスティング、広告運用、イベント施策まで、一社一社に合わせたマーケティングを設計・実行しています。

コンサルティングセールスに近いモデルで、テンプレートは存在しない。

100社あれば100プランですね。


「この条件ならM&Aする」──自分なりの軸を決める

——どのタイミングでM&Aを意識し始めたのでしょうか。

富田さん:本格的に考え始めたのは6期目の下半期、4月頃ですね。創業時にエクイティファイナンスをしていて、外部株主がいたので、いつかリターンを出す必要があることは常に頭にありました。

当時の会社の状態は、

  • 従業員:約15名
  • 売上:約6.5億円
  • 営業利益:約1.3億円

——この数字なら、上場という選択肢もあり得たのでは?

富田さん:正直、上場はあまり考えていませんでした。ただ、“今売るのか、もっと伸ばすのか”という迷いはずっとありました

——最終的にM&Aをやるという意思決定はどうやって?

富田さん:相談は株主などの信頼する方にはたくさんしましたね。それでも、いつM&Aするべきか、というタイミングの答えは出ないので、自分で軸を決めました。もしこの条件に届かなければ今回はやらない、というラインを設定したんです。

具体的には、

  • バリュエーションの目線(売却額):8億円
  • 金額だけでなく、人としての相性も重視

条件が良くても、一緒にやりたいと思えない相手とはやらない。そこは譲らないと決めていました。


FA・仲介4社体制──ウィルゲートのみが意向表明を集めた

——M&Aパートナーはどのように選んだのでしょうか。

富田さん:非専任で、仲介3社とFA1社の4社に入ってもらいました。

1)買い手の面を抑えてくれそうな大手仲介会社
2)トップ面談に強いウィルゲートM&Aさん
3)ネットワーク型の仲介会社
4)そして売り手側に100%で味方についてくれそうだなっていうFA

です。

得意分野が違う会社を組み合わせた形です。仲介もFAも、完全成功報酬制の会社を選びました。
そのうえで、FAには100%売り手側に立って伴走してもらうことを期待しました。情報の非対称性を埋めてくれる存在は必須でした。

——ウィルゲートM&Aは、どのように知ったのですか?

富田さん:「もともと存在は知っていましたが、本格的に動き始めたタイミングで株主に相談した際に、“一番いいよ”という形で改めて紹介してもらいました。エンジェル投資家経由の紹介だったので、最初から信頼前提で話ができたのは大きかったです」

——ウィルゲートM&Aの印象は?

富田さん:トップ面談を作る力は圧倒的でした。LOI(意向表明)は3社出たのですが、すべてウィルゲートさん経由です(笑)。

実務面の支援も他社に比べて圧倒的でした。

担当してくれたウィルゲートの川上さんには“社内メンバーか?”というくらい色々お願いしました。株主調整まで2つ返事でやってくれて。年齢も近くて、ノリが合ったのは大きかったですね。


買い手の決め手は「人」と「具体的なシナジー」

——最終的にソーシャルワイヤーを選んだ理由は?

富田さん:人としての相性が一番良さそうだなと思ったためです。ソーシャルワイヤーの矢田社長や取締役藤原さんが、何度も時間を取ってくれて、食事にも連れて行ってくれた。相互理解を深めようとする姿勢が伝わりました。

加えて、事業シナジーも明確でした。

同じSNSマーケでも顧客基盤が被っていなかった。代理店中心のソーシャルワイヤーと、直販中心のiHack。1+1=2ではなく、それ以上に伸ばしていけるイメージが湧いたんです。

——大変なこともありましたか?

富田さん:8月は地獄でした(笑)。決算とDDが重なって、業務量がとにかく多い。数字の整合性を取るのが本当に大変でした。現場メンバーの支えが大きかったですね。

大変なこともありましたが、ウィルゲートさんのおかげもあり、金額・相性ともに納得のいく形でM&Aを終えることができました。

グループイン後の変化──今度は“買い手”として

——M&A後、心境の変化はありましたか。

富田さん:クロージング後は安心感がありました。ただ、高い評価をつけてもらった分、早く回収しなきゃという質の違うプレッシャーもあります。一方で、描いていた連携は着実に進んでます。違和感なく、ワクワクした状態で進めています。

——iHack社のM&A後は、買い手であるソーシャルワイヤー社でM&A担当に就任されたそうですね。

富田さん:はい。私自身、今回のM&Aを通じて「人でレバレッジがかかっていく」というM&Aの本質的な価値を実感しました。今後はソーシャルワイヤーグループとして、積極的にM&Aを仕掛けていく立場となります。

——具体的には、どのような会社の買収を検討されているのでしょうか?

基本的にはデジタルマーケティングやその周辺領域で、売上5億円以上、かつ黒字の会社を対象としています。アップトレンドで「なぜお客さんに選ばれているのか」という明確な差別化ポイントがあれば、なお嬉しいですね。グループとしてエンジニア組織や強い営業力を持っているため、SaaSやBtoB領域も非常に相性が良いと考えています。

ただ、これらの条件に当てはまらなくても、「売上5億に届かなくても、成長率が非常に高い」「自社グループが持っていない独自の強みや機能がある」「1+1が2ではなく、10や100になるようなシナジーが描ける」といった会社であれば、幅広く見ています。

少し興味がある、という程度の段階でも、ぜひラフにお話しできればと思います。

——最後に、M&Aを考える経営者へメッセージを。

富田さん:私自身、動き始める前は想像できていないことの方が大きかったのですが、実際に動いてみたことで、自社が客観的にどう評価されているのかを知る非常に良い機会になりました。

今はまだ「M&Aを絶対にやる」と決めていなくても、その可能性を模索しに動き出すことは、経営において非常にポジティブな選択肢の一つだと思います。


ウィルゲートM&AにM&Aに関するご相談をご希望の場合は、以下から無料相談にお気軽にお申し込みください。

https://willgate.co.jp/ma/contact/

M&A仲介サービス「ウィルゲートM&A」について

ウィルゲートでは、IT/Web領域を中心とした「ウィルゲートM&A(https://willgate.co.jp/ma/)」というM&A支援サービスを展開しています。各専門家と連携しながら最終契約に至るまでワンストップでサービスを提供し、成約実績は6年で86件以上を記録しています。

サービスの特徴

■完全成功報酬制(着手金無料)
弊社は「契約が成立して初めてサービスの価値を提供できる」と考えています。そのため、着手金や中間手数料は一切いただかず、完全成功報酬制でM&Aのご支援をしています。

■17,400社以上の経営者ネットワークを活かしたベストマッチング
弊社はこれまで数多くのベンチャー企業の経営者と深い関係性を築いてきました。このネットワークを活用し、他社では見つからないような様々なM&Aニーズの収集が可能。デューデリジェンス(企業の収益性やリスクなどを総合的に評価すること)も実施の上で、最短2ヶ月でM&Aが成立した実績を出すこともできました。

■Web・IT業界に関するノウハウ
2006年の設立以来、提供をしているWebマーケティング支援サービスに加え、自社でメディア運営の事業も展開しており、これらの事業運営の経験を通して得たノウハウがあります。そのため他社が得意としないベンチャー・IT 領域において、業界や事業の背景を理解した適切なアドバイスが強みです。

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