支援事例
自社セミナーの運営に悩んでいた企業が「セミナー支援コンサルティング」の活用で集客数4倍以上を達成! 限られたリソースで、集客と効率を追求しながらセミナーを運営していく方法とは?
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「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」をパーパスに掲げ、2010年4月に設立された株式会社ジーニー。シンプルで費用対効果の良いマーケティングツールの提供を目指している企業で、2018年以降はM&Aで多くの企業を迎え入れながら、広告プラットフォーム事業、マーケティングSaaS事業、海外事業を展開しています。

同社は3年前から自社セミナーおよび他社との共催セミナーを運営していますが、その集客に課題を感じていたことから、ウィルゲート専務取締役COO吉岡が立ち上げた「セミナー支援コンサルティング」サービスの導入を決めました。結果、集客を5倍近く伸ばせる回もあるなど導入効果を実感しているといいます。マーケティング部の石幡様に導入の経緯から実施内容やその成果、今後の展望などについて伺いました。

対談者(左):株式会社ジーニー SFA/CRM事業本部 マーケティング部 コンテンツチーム リーダー 石幡のぞ美 様(以下、石幡)
対談者(右):株式会社ウィルゲート専務取締役COO吉岡 諒(以下、吉岡)
聞き手:ライター 外山ゆひら

<課題と効果>
【抱えていた課題】
・セミナーの企画・運営に割ける人員リソースが少ない
・セミナーの集客が伸び悩んでいる
・セミナー施策の経験者がおらず、手探りで進めていた

【導入・活用成果】

・同じ人員体制で、月4本のセミナーを円滑に回せるようになった
・セミナー集客数が以前の約2〜5倍にアップ
・録画セミナーを自動化できた
・手探りでやっていたセミナー施策について答え合わせができた

 

人員リソースは少ないが「セミナーを積極的にやっていきたい」方針を掲げていた

-まずは石幡様の経歴についてお聞かせください。

石幡: マーケティング部門に来て3年目になります。展示会やセミナーの企画・運営、セミナーの数字の取りまとめ、コンテンツマーケティング周りが主な担当業務です。

-2022年4月に「セミナー支援コンサルティング」を導入いただきましたが、当時のジーニー様(マーケティング部門)にはどのような課題があったのでしょうか。

石幡:ジーニーは現在「広告プラットフォーム系の事業」と「SaaS系の事業」の2軸で展開していますが、今回支援をお願いしたのは後者の事業部門です。

チャットやマーケティングオートメーションなど複数のSaaSツールを提供しているのですが、なかでも現在注力しているSFA/CRM事業本部のマーケティング部に支援をいただきました。

セミナーは約3年前から開催していましたが、2022年4月時点で「セミナーを積極的にやっていこう」という社内目標を掲げていたのに対し、動けるメンバーのリソースが1.5人しかないという状況がありました。平均月4本、具体的には以下3つの企画を回しています。

(1) 他社との共催セミナー/月1回
(2) リアルタイムで行う新規のセミナー/月1回
(3) ビデオセミナー(過去に収録した録画分)/月2回

録画した分を流す(3)のタイプのセミナーであれば、告知のみで稼働は少なくて済みますが、(1)と(2)は新規で作らなければならず、月2本の新しい企画を1.5人体制という限られたリソースで回していくのが難しく、その点が一番の課題でした。

企画は自分たちで行うとしても、配信メールの内容のブラッシュアップ、企画のレビューなどをお願いできる外部のエキスパートがいれば嬉しい、と感じていました。

毎週の定例ミーティングを実施し、非常に細かいところまでノウハウ共有をいただいた

-ウィルゲートのセミナー支援コンサルティングに興味を持ったきっかけは。

石幡:ウィルゲートさんとは、もともとM&A関連でご一緒していました。SEO支援でもお世話になっておりましたが、セミナー支援のサービスがあることは存じ上げず、最初に聞いたときは「なんでもできちゃう企業なのだな」と驚きました(笑)。

弊社の上長が吉岡さんと打ち合わせでお話した際に「セミナーで困っているなら、こういう支援もしていますよ」とお伺いしまして、課題を感じていたタイミングと合致したので、お願いすることにしました。

吉岡:ありがとうございます。最初にジーニーさんの課題をお伺いした際にセミナーの魅力訴求が弱いと感じ、集客メール文面の部分で当社がお手伝いできるのではないかと思いました。

-具体的にどのような支援を受けましたか?

石幡: 半年間のサポートをお願いしましたが、前半は既に企画していたものがあったので、運用や告知に関する支援に入っていただきました。後半の3ヶ月は完全新規で、企画立案から入っていただいたセミナーもあります。

具体的には、当社側で立てた企画内容のレビュー、企画から開催までのスケジュールの立案やその実践、メールの添削などについてサポートをいただきました。毎週30分の定例MTGでセミナー業務を行ううえでの疑問点を相談させていただいたり、ウィルゲートさんが自社でうまくいっているセミナーノウハウの共有をいただいたりもしていました。

(主な支援内容)
・セミナーの企画やコンテンツの構成案の検討
・セミナー申し込みページや集客メールの文面の検討
・録画セミナーを自動化する方法のレクチャー
・共催セミナーの集客目標を確実に達成するためのノウハウのレクチャー

“鉄板セミナー”を企画し、告知メールの書き方も大幅にブラッシュアップ

-支援を受けた実感としてはいかがでしたか。

石幡:毎週30分の定例ミーティングが、特に有意義でした。外部の方に対して、細かい質問まで突っ込んで聞かせてもらえたことは今までなかったように思います。その場でいろいろと答えていただいたのはもちろん、ミーティング後に詳しい回答を出していただけるなど親身に寄り添っていただいたことで、信頼関係を築けた実感があります。担当者の池田さん・加藤さん としっかりコミュニケーションを図れたことが、一番の満足ポイントです。

ただ、セミナーはプロモーションに関わってくる部分もあり、外部に開示しきれないデータもありました。「もう少しデータをオープンにして、内部に入ってもらえるようリクエストしても良かったかも」という自社側の反省点はありますが、そのような状況のなかでもこちらの意図を汲み取りつつ、できる限りのアウトプットを出してくださったことが非常にありがたかったです。

-今回の支援により、目標は達成できましたか。

石幡: 当社のセミナーの参加者数は回によってかなり開きがあり、平均値を出すのはなかなか難しいのですが、今までの集客数から大きく伸ばせたのは確かです。自社単独セミナーでは最大で85名(ハウスリストからの集客が67名、それ以外からの流入18名)、共催セミナーでは100名以上の参加者を集められた回もあります。週1回のミーティングに対して、最大限のパフォーマンスを出せる結果になったと感じています。

成果を挙げられた要因としては、まず企画段階で当社の”鉄板”となるようなセミナーを作りましょう、とご提案をいただいたことが大きかったかと思います。事例紹介が良さそうだという話になったのですが、お客様事例では数値公開に許可をいただくのが難しく、自社の事例からピックアップすることに。公開できる事例のなかから、参加者の興味を引ける要素があるものを一緒に選んでいただきました。

テーマ自体が魅力的だと、新規流入も増えるので、そのあたりで以前よりも集客を伸ばせたのではと分析しています。

吉岡:告知メールの書き方を大きく変えたことも、成果が出た要因だと思います。

石幡:はい、そこも大きく変わったポイントです。

当社はメール配信の頻度を高くしているので、毎回テキストメールを作り込んで送ることが難しく、支援をいただく前はかなりシンプルで簡易的なメールを送っていました。他社さんから以前「文章が少なくても毎日送ったほうがいい」というアドバイスをいただいたこともあり、そのような方針を採用していました。

具体的には、メール内に目立つアイキャッチ画像を置き、5〜6行程度の簡単な説明があって「詳細はこちら」という形でリンク誘導していました。ただアイキャッチ画像は同じものを使い回していたので、パッと見たメールの印象で飽きていたり、短い文章ではセミナーの特徴を訴求しきれていなかったり、という側面があったと思います。

今回のご支援では「もっとこういうポイントを訴求するといい」と文章の書き方まできめ細やかにご指南いただいたので、受け取る側の印象をかなり変えられたと思います。セミナーのポイントについて詳しく訴求したことなどが功を奏して、コンバージョン率を上げられたのかなと分析しています。

-集客数アップ以外にも、成果として得られたものはありましたか。

石幡: 現チームには、もともとセミナーやウェビナーのノウハウを持っていたメンバーはいません。そのため、これまでは「こういう進め方が良さそうだね」と全員で意見を出し合いながら、手探りでセミナー運営をやってきた状況でした。

今回、セミナーに精通している方と膝を突き合わせて相談できたことで、自分たちなりの仮説でやってきた部分の答え合わせができたように思います。「今までのやり方でも割と正しくできていたのだな」と確信を持てたり、逆に「もっとこうしておけば成果が出たのだな」と気づけたりしました。外部のエキスパートのアドバイスをいただけたことは、今後のセミナー企画・運営においても有効に働いていくだろうと考えています。

若いマーケティング部を、事業部を引っ張る存在に成長させていきたい

-最後に、今後の石幡様のWILLや事業展望についてお聞かせください。

石幡:マーケティング部は営業や事業開発よりも後に立ち上がった組織で、まだ事業部をリードできるまで成熟していません。ただ今回ウィルゲートさんにいろいろな知見をご教示いただいたり、自社ノウハウも少しずつ貯まってきたりというなかで、少しずつ成長はできていると感じます。改善を続け、いずれはマーケティング部がSFA/CRM事業本部を引っ張っていける立場になれるよう目指していきたいです。

私個人としても、ウィルゲートさんのセミナーを拝見しながら、現在進行形で勉強させてもらっています。他社さんの良いところも大いに参考にしながら、部門に貢献できるような人間になっていきたいです。

-お力になれて幸いです。マーケティング部のさらなる飛躍を応援しています。ありがとうございました!

まとめ

今回は、株式会社ジーニー SFA/CRM事業本部の石幡のぞ美様にご協力いただき、セミナー支援コンサルティングの導入によって、少ないリソースでセミナーを企画・運営でき、集客を伸ばせた事例をご紹介しました。

セミナーの企画・運営・集客等でお困りの担当者様がいれば、ウィルゲートもしくは専務の吉岡までお問い合わせください。

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プロモニスタ編集部
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