「誰もが英語を話せる世界を目指して」レアジョブ広報担当がオウンドメディアにかける想いとは

「日本人1,000万人を英語が話せるようにする。」をミッションに、どんな方でも英語を身近に感じるようなソリューションを提供し続けている「株式会社レアジョブ」。
そんな同社が1年前に立ち上げたオウンドメディア、「English Path」を担当する広報の北村様・荒川様に、メディアにかける想いや運営について、今後成し遂げたいことなどを伺いました。

①タイトル写真

左:荒川様、右:北村様

株式会社レアジョブ
サイト:English Path(https://www.rarejob.com/englishpath/
ご担当者: 広報担当 北村 直子様、荒川 佳織様

 

―レアジョブはどんなサービスを提供していらっしゃるんですか?
北村様(以下、北):ビジネスや就職活動、そして趣味や自己啓発まで様々なニーズに対応したオンライン英会話事業を展開しております。
会員数は34万人、1日25分からライフスタイルに合わせて英会話ができることが特徴です。法人の英語研修にも多数導入いただいておりますね。
また、1年前からEnglish Pathという情報サイトを運営しております。

English Path by レアジョブ英会話

 

「英語の身近さ」に気づいてほしい

―English Pathの運営をスタートされたきっかけはなんですか?
:多くの方に「英語の身近さや可能性についての気づきを与えたい」という想いがきっかけです。
日本では未だに「英語=仕事で使うもの」や、「英語は留学生や帰国子女しか話せないもの」という概念が強いと感じているんです。また、「英語は学校を卒業以降は勉強をほぼしていないし、今更喋れない!」と考える方も多いと思うんですよね。
でもそうではないんです。
「英語というツールを使って、その先に何ができるようになるのか」という世界をEnglish Path を通じて知っていただきたいんです。

―なるほど。なのでインタビュー記事が多いのですね。
荒川様(以下、荒):そうなんです。「英語を学んだら自分の世界が広がるかも!」と感じて欲しい、という想いが一つの軸になってますね。

―以前から北村さんはメディア運営の経験があったんですか?
:いえ、経験ゼロですね。類似の経験といえば、英語関連だった前職で法人向けの紙のニュースレターを発行していました。お客様のニーズや英語業界のトレンドを元にした記事の企画をしていたんです。そこで英語や英会話のもつ価値を感じ、レアジョブに転職しました。

―荒川さんはどんなきっかけでレアジョブに?
:もともと前職でも広報をしていたのですが、日々の課題を解決したり、人生に影響を与えられるサービスの広報を行いたくて、レアジョブにジョインしました。

③荒川さん

 

レアジョブユーザーもライターに

―かなりコンテンツが多いと思うのですが、ライティングはおふたりが担当されているんですか?
:主に英語学習に知見のある多くの方にご協力いただいてます。なかにはレアジョブ英会話のユーザーさんもたくさんいます。
サービスを展開し始めて8年なのですが、嬉しいことに「レアジョブのおかげでできることが増えたり、英語を話せるようになった!」という自分の成功体験をシェアしたいというユーザーさんの声も有難いことに増えました。

―そういった声を直接もらえるのは素敵ですね。
:はい。最近では、その中で「ライターやりたいです!」とご連絡いただくこともあり、ぜひ成功体験を発信して欲しい、と思いお願いをしています。
:例えば「2年半レアジョブ英会話と独学で勉強して、英語学習本を出版したり、英語を使う仕事の担当になった」方もいらっしゃいます。そのような方にご自身の体験を発信してもらうことで、他の方にも活かしていただければと思ってます。

―確かに、ユーザーの方たちが自らの経験を発することで、より多くの方に英語を身近に感じていただけそうですよね。
:そうなんです。また、英語学習本を出版されている方や、以前TOEICで満点を取られた方といった有識者の方にもライティングしていただいています。
めずらしい職業の方だと、茶道家の方もレアジョブのユーザーだったりするんですよ。

―茶道家の方ですか…!
:はい。その方は外国の方を生徒として持たれることが増えたようで。また、「ゆくゆくは日本の文化を海外に発信していきたい」という目標があるなんです。こういう方々の経験を是非みなさんにも知っていただきたいですね。

―なるほど。「英語ってこんな風にも使えるんだ!」っていう気づきも与えられるんですね。
:そうなんです。またこの方の記事は「茶道✕英語」等のキーワードでアクセスが来ていたりもするので、普段「レアジョブ」というキーワードが届かない層の方たちにも、こういった記事でリーチができるんですよね。

④北村さん

 

社内の協力も厚い

―基本的におふたりが記事の企画をされているんですか?
:そうですね。ですが、弊社のメンバー、また会長もEnglish Pathのコンセプトにとても共感してくれていて協力的ですね。
「この人にインタビューしてみたら?」と社員から意見が出てきたりもしますし、最近では会長自ら取材に行くシリーズも出来ました。多くの社員がこのメディアの活用について一緒に考えてくれることが、非常に嬉しく、助かっています。

―それは嬉しいですね。おふたりの今後の目標は?
:広報業務とEnglish Pathをもっと繋げていきたいと思っていますね。
English Pathを通じて得たユーザーさんとの繋がりを活かし、例えば取材で声をかけていただいたときに「実際ユーザーさんにはこんな方がいるんですよ」とお話出来ますし。
そのためにも、記事により様々な角度を持たせたいですね。例えば今掲載している記事の切り口が、「TOEICで◯◯点取った方」や「英語をビジネスでこう変えた」というものが主になっていますが、英語を学習するキッカケや勉強するモチベーションって、もっと無限にあると思うんです。
なので、「この切り口で全員の心を動かす!」というよりも、「様々な角度からのコンテンツを用意することで多くの人の心を動かしたい」ですね。色々な切り口のコンテンツが多ければ多いほどいいと思っています。

:そうですね。今まで主に取り上げてきた有識者や業界の有名な方々はもちろん、英語を「自己啓発や旅行のために使いたい」という気持ちで学んでいるライトなユーザーに更にフォーカスしていきたいですね。「海外旅行を機に英語を勉強し始めて、今こんなに海外の友達が出来ました!」とか、こういうテーマもすごくいいなあ、って思うんです。
日本人にはどうしても「綺麗に話さなきゃいけない」という恐怖感がありますが、英語はほぼ話せなかったけど、海外に飛び込んで実践で英語を習得し、現地でビジネスを成功させている人も世の中にはたくさんいるんです。
なので「最初は英語を話せなかったこんな人でも成功しているんだよ!」と親近感を感じてもらうことで、「英語を自分事にしてもらいたい」と思っています。

 

誰もが英語を話せる世界を目指して

―確かに、「自分でも出来るかも」と感じられると積極的になれそうですね。
:はい。また最近は訪日外国人も増えるなかで、築地や浅草に行くとちゃんとその観光客たちとコミュニケーションを取れているおばあちゃんとか沢山いらっしゃいますよね。
ただそのおばあちゃんたちって皆がみんな、TOEIC900点を取ったりはしていないと思うんですよ。コミュニケーションを通じて英語を活用している人を広めていくことで、英語を話すことに恐怖心を持ったり不安な人の背中を押せるようになりたいです。私もまだまだ頑張らないといけないのですが。

:あとは、このEnglish Pathの運営のみを目的にするのではなく、English Pathを通して「英語を通じて世の中を啓発していく」という目的を果たしていきたいです。

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公開日: 2015/07/16